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日本人の知らない日本一の国語辞典 小学館新書

松井栄一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784098252046
ISBN 10 : 409825204X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2014
Japan

Content Description

成人した大人が理解できる言葉の数はおよそ5万語といわれている。その10倍以上の言葉を収録した日本で唯一の大辞典が『日本国語大辞典』。この世界に誇る辞書完成の陰には、辞書編集に一生を捧げた父子三代の物語があった。祖父・父の遺志を継ぎ自身も辞書編集者となった著者が詳らかにする日国完成までの長大な時間。加えて“声に出して読めない日本語”など興味深いエピソードも満載。日本語の達人が軽妙洒脱な語り口で綴る日本語の来し方行く末。

目次 : 第1章 崖の下の編集所/ 第2章 辞書で引けない言葉たち/ 第3章 国語辞典の作り方/ 第4章 芥川龍之介は辞書を「読んだ」/ 第5章 辞書は、そして日本語はどこへ行く

【著者紹介】
松井栄一 : 1926年東京都生まれ。国語学者。辞書編集者。元山梨大学教授。『日本国語大辞典』初版と第二版の編集委員を務める。祖父の松井簡治、父の松井驥もともに辞書編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamami

    2014年刊。三浦しをんさんの『舟を編む』が話題になった頃でしょうか。祖父、父とともに辞書編集者。著者はその衣鉢を継ぎ、生涯にわたる辞書編集者として『日本国語大辞典』通称「日国」の初版と第二版の編集委員を務める。家業とも言われる辞書づくりのこと、明治以来の言葉の変遷に関わるネタ話や一般的な国語辞書の製作過程が現場人の立場から語られる。最終章、「辞書は、そして日本語はどこへ行く」の中で「日国」級の辞書が紙ベースで作られることは無いのでは、との述懐に寂しさを覚える。辞書作りと似て?坦々とした文章を淡々と読む。

  • 501

    著者は大型国語辞典「日本国語大辞典」の編集者で、全十三巻からなる五十万語を収めた辞典を作った裏舞台を垣間見ることができる。正直、日国の現物は見たことないが、これだけのものをひとつの辞典としてまとめるのはあまりにも想像がつかない。文章は柔らかく温かみがあり、そのせいか苦労話も壮絶さがやんわりと感じてしまうが、苦労を苦労と感じないほどの辞書作りへの愛が文章に出ているようだ。広辞苑の編集者である増井元氏の「辞書の仕事」と、同じ編纂者という立場のためか、似ていいる話題がちらほら。

  • FK

    氏はなんと親子三代に渡る編集者。言葉が好きでなければできないし、根気と経済的基盤もないとできない。現在、私は「精選版日本国語大辞典for ATOK」を購入して使用している。それでも一度は、紙の方を使ってみたいと思う。/辞書では「用例」が大事だと氏は言う。同感で、言葉の意味は分かっても、使い方が分からないということがしばしばあるからだ。「用例が大事な六つの理由(P.45)」。/意味のわかっている言葉というのは、厳密にいえば、わかっていると「思っている」言葉ということなのです。(P.128)/気をつけねば。

  • やまゆ

    まさに辞書の申し子のようなお方。今は使われなくなった言葉も、古い辞書をひもとけば当然のように掲載されていることもある。そう言われれば確かにそうだ。勉強になる〜。

  • knoriko

    あの広辞苑が「中型」辞典に分類されるという衝撃・・・。「大型」とされるのは『日本国語大辞典(愛称は『日国』!)』ただ一つだけなんだと!親子三代にも渡る辞書作りのあれこれで非常におもしろい!!内容だけでなく文章もなんだかまろやかでかなりの好感度。編集者というより職人!もはや辞書作りが家業ともいえる。「ことば」が好きな人にはぜひ読むべし!!

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