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子どものうそ、大人の皮肉 そうだったんだ!日本語

松井智子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000286244
ISBN 10 : 4000286242
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2013
Japan

Content Description

3歳ともなると子どもは一見会話らしいやりとりができる。だが、ことばで自分の意図をきちんと伝え、ことばから相手の意図を正しく理解できるようになるのは、まだ何年も先のこと。それは大人にとっても簡単ではなく誰でも失敗したことがあるはずだ。発達途上の子どものことばを手がかりに伝わる理由・伝わらない理由を探る。

目次 : 第1章 3歳児は大人の鏡(天才かと思えば…/ 自信たっぷりの他人を信頼する/ あいまいさには無頓着)/ 第2章 うそや皮肉は難しい(子どもにとってのうそ/ 子どもにとっての皮肉/ 他人を理解する心はどう育つ?/ ことばで心を伝えること、ことばから心を理解すること)/ 第3章 語用障害が教えてくれること(なにげない表現につまずく/ 言った人の気持ちを読みとるのが難しい/ 「わかったつもり」を見直そう)/ 第4章 ことばのオモテとウラがわかるということ(ひとつではない、ことばのオモテ/ 文脈は与えられるものとは限らない/ 2種類のウラのメッセージ/ ことばのオモテとウラを理解するために必要な能力)/ 第5章 意図が伝わるしくみ(相手の言いたいことはわかるもの―認知効果の期待/ 自分に関係のある情報を優先―処理資源は無限ではない/ コミュニケーションの鍵は関連性)/ 第6章 過大評価しがちな話し手(聞き手に責任はない/ 話し手の責任は問える/ コミュニケーションの消費者心理学)

【著者紹介】
松井智子 : 東京学芸大学教授。1987年早稲田大学教育学部英語英文学科卒業。1988年ロンドン大学ユニバーシティカレッジ文学部英文科修士課程修了、1995年同大学文学部言語学科博士課程修了(言語学博士学位取得)。国際基督教大学、京都大学霊長類研究所を経て、2010年より現職。専門は認知科学、語用論。著書にBridging and Relevance(John Benjamins、市河賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ♪みどりpiyopiyo♪

    言葉で自分の意図をきちんと伝え、言葉から相手の意図を正しく理解するのは大人にとっても簡単ではなく、誰でも失敗したことがあるはずだ。発達途上の子供の言葉を手がかりに、伝わる理由・伝わらない理由を探る。■面白かった♪ 平易な語り口で、読み応え有。書名はちょっと扇情的にすぎる気がするけど、私達が言葉を使って複雑な思考をしていることを再確認できました。■3才児が「〜よ。〜かな。」で話者の自信を判断してたとは! 話し手と聞き手の想像力。コミュニケーションに興味のある人ならきっと楽しい1冊です☆ (2013年)(→続

  • masasamm

    子どもの言語獲得の過程がわかる本である。認知能力の成長の段階が子どもの言葉から推測できるのだ。また実際のコミュニケーションにおける意図の伝達がそのようにおこなわれているのかを知ることができる。

  • まりな

    親しい中の話こそ手を抜かずに聞こうと思いました

  • 最終バック九番手

    乳幼児との対話や語用障害の人たちの大変さに加えて後半は話し方教室みたいな内容もあるという盛りだくさんの本…話し手としての自分を過大評価しているという指摘にはハッとさせられた…参考文献:あり…第1刷発行:2013年6月25日…本体1600円

  • ひねよし

    3歳頃の子供や自閉症の子供など様々な実験から見る言葉の理解力や伝え方。初対面の人より親しい人に話すときほど伝わりやすいと思いがちだけど、実際の伝わり具合は変わらないんだな。いろいろ反省。おすすめ。

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