「人間圏」の未来 生殖医療・性・ライフスタイルから考える

「おばあさんの仮説」をとなえた宇宙学者と「生殖医療」問題にむきあう医学者、ふたりの泰斗の出あいと語り。

目次 : 序章　「人間圏」とは何か―人類は後戻りのできない選択を行った/ 第１章　生命倫理と生殖医療―遺伝子は神の「領域」か、それとも人間の「選択」か/ 第２章　セックスと人間圏―分離される生殖とセックス/ 第３章　前立腺がんの話―待たれるＰＳＡ検査の普及/ 第４章　学生運動の季節に―自己形成にかかわる経験と風土/ 終章　「人間圏」の未来―「所有」と「所持」の選択

【著者紹介】
松井孝典 : １９４６年静岡県生まれ。１９７２年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。専攻：複雑理工学、地球惑星科学。現在：東京大学大学院教授。テレビ出演・雑誌等で活躍中

伊藤晴夫 : １９３８年生まれ。１９５８年東京大学教養学部理科２類入学。１９６４年千葉大学医学部卒業。１９６９年千葉大学大学院医学研究科修了。１９７５年より２年間、シカゴ大学Ｎｅｐｈｒｏｌｏｇｙ（Ｆ．Ｌ．Ｃｏｅ教授）に留学。のち、千葉大学助教授、帝京大学市原病院教授、千葉大学医学部教授を経て、２００１年から２００３年まで、千葉大学医学部付属病院病院長。日本不妊学会理事長、日本アンドロロジー学会理事長、日本受精着床学会理事長、日本泌尿器科学会理事、日本医学会評議員、日本腎臓学会評議員、日本癌治療学会評議員。日本泌尿器科学会賞（坂口賞）受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）