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歌舞伎の中の日本 集英社文庫(日本)

松井今朝子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087445404
ISBN 10 : 4087445402
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan

Content Description

『忠臣蔵』『四谷怪談』など人気演目の時代背景や見所、作劇法を論じる。総合芸術歌舞伎の実体と真髄に鋭く迫る格好の入門書。

【著者紹介】
松井今朝子 : 1953年京都市生まれ。早稲田大学卒業後、松竹入社。歌舞伎の企画・製作に携わる。97年、『東洲しゃらくさし』でデビュー。同年、『仲蔵狂乱』で第8回時代小説大賞を受賞。2007年、『吉原手引草』で第137回直木賞、19年『芙蓉の干城』で第4回渡辺淳一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • がらくたどん

    一昨年集英社が手軽な文庫にしたいろいろ助かる大変にグッジョブ!な一冊。今も残る鉄板演目10本を江戸時代の年表に並べ物語の構造・成立過程・観客の受け取り方から日本人の物語センスの継承と変化を再確認してみようというテーマ。弱い者苛めの現場には「あいや暫く」と無敵ヒーローが登場して欲しい。でも貴種流離譚風ダメンズも捨てがたい。子どもに女性、量産される弱者悲劇譚に涙を流して得られる身代わり浄化。肝心な時に役に立てないやるせなさ。ちょっと分かりにくい言葉が出て来ても歌舞伎演目は今この時代のエンタメとして生きている♪

  • しゅー

    ★★★夏の文庫フェアで著者の直木賞受賞作を買ったついでに入手する。今まで読んだ歌舞伎入門書で一番よいかも。代表作と時代の流れがひと目でわかる。名前の語呂からの連想だけでキャラクター設定が決まってしまいがちとか、新作をお馴染みの世界観に当てはめたほうが江戸の観客が受け入れやすかったとか、平安時代に関する素養が根本にあるとか。ポイントの選び方が初心者の道しるべとして的確なんである。いままで歌舞伎のあらすじを目にして不思議に思ってきた部分がスッキリした。レビューとかマンガのような目線で見ればよいのかなと思った。

  • 小寅

    歌舞伎を見始めて、かなりたつけれど、相変わらず、わからない部分があり、この本を読んで、なるほどと。 東海道四谷怪談はなるほどって。この作品の時代を考えずに楽しんで見てたけれど、時代背景を考え見ると違うなぁと。 今後の歌舞伎鑑賞の手引きになるなぁとも。

  • Yoshihiro Yamamoto

    A+ 歌舞伎の代表作10本を軸に、歌舞伎の蘊蓄が分かる良書。長いこと歌舞伎は観ているのだが、この本を読むまで知らなかったことが満載。とりわけ「世界」という言葉はよく聞くが、やっと意味がわかったのが大収穫。歌舞伎が時代時代の世相を繁栄していることを改めて確認した。その中で、落語で有名な「中村仲蔵」。一代で名題下から出世を遂げるのだが、この時期は、同じように大出世をした田沼意次の時代と重なるという指摘が面白かった。「暫」はもともと長い芝居の一幕だったことも初めて知った。顔見世興行で演じられていたんだ!

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