Books

世界幻想文学大全3 幻想小説神髄 世界幻想文学大全(全3巻)ちくま文庫

Masao Higashi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480430137
ISBN 10 : 448043013X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古今の怪奇幻想文学の中から厳選に厳選を重ねて編まれた3巻本アンソロジーの本書は「幻想」篇。現世と異界の往還、神秘の探究、夢の不思議―ノヴァーリス、ホフマンからマッケン、ボルヘスまで眼前の現実を超えた世界を熾烈に追い求めてやまない幻視者たちの文学を集大成。齋藤磯雄、中山省三郎、堀口大學ほか一時代を筑いた翻訳家たちの名訳で読む、文豪たちの名作幻想小説アンソロジー。

【著者紹介】
東雅夫 : 1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。元「幻想文学」編集長、現「幽」編集長。ちくま文庫「文豪怪談傑作選」シリーズの企画編纂をはじめ、編纂監修書多数。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO

    東さんの編纂による幻想小説大全3冊のうちのアンソロジーです。評論、怪奇小説に続く幻想小説集です。20の短編が収められています。以前に読んだものが多いのですがドイツの作品が多く楽しめました。ティークの「金髪のエックハルト」、ホフマンの「黄金宝壷」、シュペルヴィエルの「沖の小娘」など題名は若干異なるものの何度読んでも印象深い感じです。トーマス・マンの「衣裳戸棚」、カフカの「父の気がかり」は初読でした。

  • HANA

    アンソロジー集。収録されている作品が悉く名作で外れなし。『怪奇小説精華』が「向こう」から「こちら」へと侵食してくるような作品が多いのに対して、こちらは「向こう」への憧憬を語った作品が多いように思えた。それが異界にしろ無可有郷にしろ妣が国にしろ、手の届かない哀切さというものを読んでいたら痛切に感じるなあ。それを手に入れた作品はほぼ全てハッピーエンドとなってるし。名作集だけあり「黄金宝壺」「白魔」「大地炎上」「なぞ」等既読のものも多かったが、読み返せば読み返すほど新しい発見があるのが名作の名作たる由縁かなあ。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    「天堂より神の不在を告げる死せるキリストの言葉」は虚無があるからこそ、生者は希望と信仰を持ち得るという宗教論でのパラドックスめいた教えを思い出させる問い。「金髪のエックベルト」は妻の過ちのために破滅が飛び火した騎士の悲劇が悲惨すぎます。「ヴェラ」のもっとも合理的な論理の帰結の突き付ける恐ろしさ、「火の七日間」(風の谷のナウシカ)を連想させる「大地炎上」、子供が消えた衣装箪笥を誰も気にしない恐ろしさが募る「なぞ」、自然を支配できる理性を唯一、持つ定義される人間とそれも許す自然の永遠の神秘を描く「精」が印象的

  • misui

    『怪奇小説精華』に続いて読了。この巻は曖昧模糊としているものの芯から寒からしめる魅力があり、まるで厚い霧の中を手探りで進むように感じられた。リラダン「ヴェラ」のこの世ならぬ愛、霊妙不可思議な世界が顕現するフィオナ・マクラウド「精」、マッケン「白魔」、ダンセイニ「バブルクンドの崩壊」、透明な悲しさが残るシュペルヴィエル「沖の小娘」、シュルツ「クレプシドラ・サナトリウム」の彼岸での日々。幻想はそうそう容易に振り切れるものではなく、あるいは自分はこれからもずっと霧に囚われたままなのかもしれない。

  • ふるい

    一口に幻想小説といってもそれぞれ趣が違っていて飽きずに楽しめた。「黄金宝壺」は訳文の読み辛さに苦戦。「光と影」のじわじわ来る怖さ。「クレプシドラ・サナトリウム」の陰鬱な雰囲気がたまらなく好き。そして最後の「アレフ」がやっぱり凄かった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items