Books

聞く技術 聞いてもらう技術 ちくま新書

東畑開人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480075093
ISBN 10 : 4480075097
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan

Content Description

「聞く」は声が耳に入ってくることで、「聴く」は声に耳を傾けること―。「聴く」のほうがむずかしそうに見えて、実は「聞く」ほうがむずかしい。「聞く」の不全が社会を覆ういまこそ「聞く」を再起動しなければならない。そのためには、それを支える「聞いてもらう」との循環が必要だ。小手先の技術から本質まで、読んだそばからコミュニケーションが変わる、革新的な一冊。

目次 : 聞く技術 小手先編/ 第1章 なぜ聞けなくなるのか(届かなかった言葉/ 社会に欠けているもの ほか)/ 第2章 孤立から孤独へ(連鎖する孤独/ 孤独と孤立のちがい ほか)/ 聞いてもらう技術 小手先編/ 第3章 聞くことのちから、心配のちから(心に毛を生やそう/ 素人と専門家のちがい ほか)/ 第4章 誰が聞くのか(対話を担う第三者/ 食卓を分断する話題 ほか)

【著者紹介】
東畑開人 : 1983年東京生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)・臨床心理士。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。白金高輪カウンセリングルーム主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ノンケ女医長

    いろいろな技術が紹介されているのかと思ったが、結局は著者の自叙伝という感じ。ある程度、正直に自己開示されている点は良いとしても、肝心な聞く技法が十分に伝承されているのかどうか、疑問の連続だった。いくつかの実践例が猛々しく紹介されているが、私はいずれも、白々しく感じられ、大切に実行してみたいという気持ちには微塵もなれなかった。内容が「聞く」に集約されているわけではないので、読了感としては曖昧で、残念。

  • アキ

    「聴く」ことより「聞く」ことの方が難しいのは、夫婦の会話を例にとってみても実感している(妻に指摘され)。他人の話を聞くためには、まず他人に聞いてもらう経験が必要である。日本の現代社会の根本には孤独の問題がある。内閣官房に孤独・孤立対策担当室が設置され、厚生労働省は「心のサポーター養成事業」を立ち上げた。カウンセラーなどの専門知が有効なこともあるが、世間知で心の問題の多くは解決できる。当人同士に第三者の聞いてくれる人が必要だ。そこに社会が生まれるのだから。聞くことは、ただそれだけのことが苦悩を救う力がある。

  • ネギっ子gen

    【ボールのように絶望や孤独を他者に預けられると、心の空いたスペースに小さな希望とつながりの感覚が生じる。人間と人間の間には、そういう神秘が存在する】「聞く」は、声が耳に入ってくること。「聞く」の不全が社会を覆う今こそ「聞く」を再起動し、「聞いてもらう」との循環が必要、と。<【聞く技術 本質編】「なにかあった?」と尋ねてみよう。どうしてもそう言えないときには、聞いてもらうから、はじめよう。【聞いてもらう技術 本質編】「ちょっと聞いて」と言ってみよう。今はそう言えないときには、聞くところから、はじめよう>。⇒

  • ゆいまある

    コロナ禍のまっただ中、人々が分断されていた時に生まれた本。難しい内容ではない。傷つけあわない生き方マニュアル。人は攻撃的な言葉を使う時、孤立しているのである。だったら誰かを攻撃する前に誰かに話を聞いてもらい、孤立から抜け出したほうがいい状態でいられる。そして孤立している人を見かけたらちょっとお節介して「どうしたの」と声をかけてあげること。感情が人に渡せるのが健康。一人で抱え込むと病的になる。成程役に立った。東畑さん、ですますより新聞に書いているみたいな「で、ある」調の文章が素晴らしい。天才かと思った。

  • こも 旧柏バカ一代

    聞いてもらうためには聞かないと、聞くためには聞いてもらわないと、、難しい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト