Books

ゲ-ム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2

東浩紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061498839
ISBN 10 : 4061498835
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2007
Japan

Content Description

現代日本の物語的想像力の行方とは…。オタクを中心に大量に消費されているライトノベル、ゲームの作品分析を通じて、ポストモダンの生をも見通す。前著より5年半、文芸批評の新たな地平を拓く快著。

【著者紹介】
東浩紀 : 1971年生まれ。哲学者・批評家。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2006年10月より、東京工業大学世界文明センター特任教授。単著に『存在論的、郵便的』(新潮社、第二一回サントリー学芸賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • k5

    凡百の評論家なら細かく切りそうなところを、前近代、近代、現代にぶった切ってくれるので一度は分かったような気になったんですが、「環境」って本来はどこにいるか分からない読者の意識のことだよな、と思いかえすと難しくなります。自分としても、小説などの作品が商品で、同時代の市場を相手にしていることは自明だ、と考えていましたが、ここで言う「環境」がマーケティングできる範囲の消費者の意識だとすると、その考え方は偏狭ではないかと。つまり本書が書かれた13年後である現在、作品はまだあるけど「環境」はもうないので。

  • mitei

    ただのラノベって言ったら語弊があるがそこまで深く洞察できるものなんだなと思った。個々のゲームはやってないのでネタバレ回避のため読み飛ばしたがあのシナリオにそんな意味が込められていたのかと気付かされてばかりだった。

  • SOHSA

    《購入本》サブカル、特にラノベ等を中心的素材にした社会論、文学論。副題から前著『動物化するポストモダン』の続編であることがわかる。しかし、前著からの時間の経過に伴って、著者の言説も新たな展開を示す。特に物語そのものを自然主義的に読み解くのではなく、構造的・環境的に読み解くことによって作者の意図とは異なった、あるいは意図せずにしかも必然的に生じた射影が自然と浮かびあがってくるというのは大変興味深い。ともあれ、ラノベ等の造詣が圧倒的に不足している私自身としてはとにもかくにも(→)

  • minochan

    『ひぐらし』や『All you』を経た自分にとって「ゲーム的リアリズム」は直感的に理解できた。その前提である「まんが・アニメ的リアリズム」も。今も二つのリアリズムは溶け合い、範囲を拡大していると思う。たとえば流行のなろう系で、事故に遭って異世界転生するのが常識のように描かれるのは、まんがアニメ的リアリズムがキャラだけでなく舞台設定にまで広がった例だと思う。異世界でもギルドやランクなど、ゲーム的な設定が多い。僕はそういう浅い?モチーフの再生産が嫌いだったが、それが新しいリアリズムだと言われたら黙るしかない。

  • nbhd

    <ゲーム中間まとめA>この本で分析対象となっているメタ美少女ゲーム「ever17」をクリアして再読。総プレイ時間24時間余り、この3月の1日をマルマル費やしても後悔のないゲームだった。キャラと背景のデータベース的組み合わせのグラフィックと大量のテキストを読む体験に圧倒された。で、これはちょっと、文学を読むのとは違う感覚。これを機に、いくつかまとめておこうと思う→@ポストモダンのメタ物語についてAそれと対応したりする自分の読書記録についてBネットで読めるゲーム研究文献のまとめ。たぶんコメント欄が長々と続く。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト