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ラオス焼畑民の暮らしと土地政策 「森」と「農地」は分けられるのか ブックレット アジアを学ぼう

東智美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894897885
ISBN 10 : 4894897881
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
東智美 ,  

Content Description

伝統的な循環的利用で森と共生してきたクムの人々。焼畑が環境破壊の原因とされ、抑制される現在、焼畑民の暮らしは大きく変わった。共生可能な森林管理を目指すNGOの動きを追う。

目次 : 1 森に生きる人びと―ラオス北部のクム民族と焼畑(ラオスの焼畑耕作と焼畑民の暮らし/ 調査地の概要/ 森の民「クム」の人びとの土地利用―ウドムサイ県パクベン郡の事例から/ 焼畑と村人の食卓)/ 2 資源の破壊を引き起こす資源管理政策(ラオスの森林減少/ ラオスの土地・森林利用に関わる諸政策/ 土地・森林分配事業(Land Forest Allocation Programme)/ 土地・森林分配事業の課題)/ 3 「森」と「農地」が分けられるとき―土地・森林分配事業が焼畑民の土地利用に与えた影響(P村の土地・森林分配事業/ 土地・森林分配事業が焼畑民の土地利用に与えた影響/ 政策への人々の対応)/ 4 なぜ資源管理政策の失敗が起きるのか?(資源管理政策の「失敗」の要因/ 線引きされた「森」と「農地」)/ 5 新たな土地・森林管理を目指すNGOの試み(NGO・国際機関による土地・森林分配事業の実践/ 「参加型土地利用計画マニュアル」への提言と共有地登録の推進/ ウドムサイ県パクベン郡ホアイカセン川水源林保全事業/ 政府と住民の調整役としてのNGOの役割)

【著者紹介】
東智美 : 1978年、東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。現在、特定非営利活動法人メコン・ウォッチのラオス・プログラム担当、及び一橋大学、東京外国語大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Akihiro Nishio

    ラオスにおける森林保全活動と、焼畑民の生活との矛盾が描写される。焼畑禁止は単なる環境保全ではなく、少数民族である焼畑民を低地に移住させ、ラオ族に同化させたい政府の意図もある。政策的には森と農地を区別することからはじまるのだが、やがてそれらの境界が曖昧であることが明らかになる。法律は守られず、かえって環境破壊が進んでしまう。最終的には国際NPOの支援のもとで、政府と焼畑民とのあいだで話し合いが行われる仕組みができて柔軟な仕組みへと成熟していく。このブックレットシリーズは興味深い本が他にもある。読んでみよう。

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