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ISBN 10 : 4130302175
Content Description
「危機の多層化」という困難な事態に直面しながらも、果敢な試行錯誤と不断の挑戦を続ける釜石から、あるべき対応のヒントを探る。
目次 : 戦後釜石における危機の多層化―災害・産業構造転換・人口収縮/ 第1部 政治と行政の危機対応(震災と地域の収縮―「二重の危機」への対応/ 危機において政治にできること、なすべきこと―釜石の未来図とその責任/ 財政からみる釜石市の危機対応力―役立った力と今後必要な力/ 災害対策本部というドラマ/ 多層化する地域防災―トリガーや心持ちの重要性)/ 第2部 経済主体の危機対応(地方企業のフューチャー・デザイン―地域内の関係・外部からの調達/ 釜石港の再生と地域の危機対応能力―T字路から十字路へ/ 三陸鉄道をめぐる危機と希望―地域公共交通経営の普遍性・特殊性)/ 第3部 地域社会の危機対応(個人の危機と法制度―地域における法化と制度化の間隙/ 高校生人口の減少と高校生活―通学範囲広域化の影響分析/ 住宅再建までの判断と道程―同じ町の人々の異なる8年間)/ 第4部 地域の記憶と危機対応(記憶の社会的チカラ―記憶と共に生きるための歴史実践/ 魚のまち、途中の時間―危機と共に生きる人々と水産業/ つながること、つづけること―まつりを復興させる意味)/ 危機対応と希望―小ネタが紡ぐ地域の未来
【著者紹介】
中村尚史 : 東京大学社会科学研究所教授。専門は日本経済史、経営史
玄田有史 : 東京大学社会科学研究所教授。専門は労働経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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