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ISBN 10 : 4883035808
Content Description
芸術療法は、なぜ、どのようにこころに働きかけるのだろうか。こころとアートが紡ぎ出す言葉にならないイメージやその表現の世界が語りかけるもの。
目次 : 第1章 生きること 表現すること(アート表現と心の世界/ 心で描く絵画展―クロマニンゲン展/ 心の危機へのアート表現グループの試み)/ 第2章 表現と つながりと 生きる力―お互いが表現するエネルギーがお互いを支え元気にする(芸術表現療法に片足を突っ込むまで/ 自己表現と自己治癒力のつながり/ 自己表現はエンパワメントになる/ 自己表現は関係性を温める/ 芸術表現が主体的自己感覚を呼び醒す/ 芸術表現の本質と、その先につながるもの)/ 第3章 演劇と精神医療の協働の可能性(サイコドラマ/ ドラマセラピー/ アプライドシアター:応用演劇/ 当事者演劇/ まとめ:CO−ENプロジェクトに向けて)/ 第4章 座談会―アートの力と芸術療法の可能性(芸術療法はなぜ必要なのか/ 表現することは人類固有の特性か/ 芸術療法はどれだけ有効か/ 芸術療法を、大学での活動として取り組むことはできるか)/ 研究余滴 アートと精神疾患―美術史の観点からの一考察(アートと「うつ病」の起源/ 憂鬱質と創作活動の歴史/ 精神疾患とたたかう芸術家)
【著者紹介】
渡邉慶一郎 : 現職、東京大学相談支援研究開発センター教授。専門、臨床精神医学、発達障害支援、大学のメンタルヘルス
大塚尚 : 現職、東京大学相談支援研究開発センター助教。専門、臨床心理学、学生相談、アート表現、青年の自殺予防
鬼塚淳子 : 現職、東京大学相談支援研究開発センター特任助教。専門、臨床心理学、教育心理学、芸術表現療法、人間性心理学
澤田欣吾 : 現職、東京大学相談支援研究開発センター助教。専門、臨床精神医学
小佐野重利 : 東京大学名誉教授。略歴、1951年生。東京大学大学院人文社会系研究科教授、研究科長・文学部長を経て退職。2023年3月まで同大相談支援研究開発センター特任教授。イタリア連帯の星騎士・騎士勲位章(2003)、イタリア星騎士・コメンダトーレ勲位章(2009)を受章。現在、東京大学名誉教授、同大新領域創成科学研究科人間環境専攻特任研究員、アッカデミア・アンブロジアーナ(ミラノ)会員、日本学術会議連携会員(前会員)。専門、イタリア近世美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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