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祟り神さまの災愛なる花嫁 角川文庫

東堂燦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041161036
ISBN 10 : 4041161037
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「愛しているよ。どんな犠牲を払っても、君だけは幸福にしてあげる」

幼い頃に母と死に別れた大学生の未砂(みさ)は、ずっと不幸続きの人生を送ってきた。
だが自分の不幸に打ちひしがれず、ひたむきに前を向いて生きてきた。
そんなある日、未砂はバイト帰りに夜の雨に打たれている、美しい男性を見かける。
思わず傘を差し伸べた未砂に、藤色の瞳を持つその青年――宝条亜樹(ほうじょう あき)は突然結婚を申し込んでくる。

亜樹は、この国の経済に大きな影響力を持つ宝条家の現当主で、未砂の不幸は、千年前にこの町・藤庭を作り治め、愛する女性に殺され祟り神となった〈藤の君〉によるものだと告げる。
彼の怨念によって、裏切った女性の血を引く未砂の一族の女は代々不幸な人生を送り、それは藤の君の末裔である宝条家の当主と結婚し、怨霊を鎮めることで一時的に解消されるという。
そして逆に、藤庭の町と宝条家は、藤の君を祀り、鎮めることで繁栄してきたと知る。

未砂は、冬至の日に行われる婚礼の儀式で、無事藤の君を鎮めるまで、という期間限定で亜樹と契約結婚することに。
だが亜樹は、未砂のことを以前から知っているようで、
「本当は神様のことなんてどうでも良い。君のことが好きだから、君を花嫁として迎えたかった」
と甘く囁いてくるが、どこか一線を引いた距離感のまま。
未砂は忘れてしまった2人の思い出を探り、彼の境遇を知る中で、きちんと向き合いたいと思い始めるが、亜樹は心にある決意を秘めていて‥‥?

【著者紹介】
東堂燦 : 新潟県出身。2013年度ノベル大賞で「薔薇に雨」が佳作受賞し、コバルト文庫にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    幼い頃に母と死に別れ、不幸続きでも前を向いて人生を送ってきた大学生の未砂。ある日、バイト帰りに藤色の瞳を持つ美しい青年・宝条亜樹と出会う契約結婚物語。この国の経済に大きな影響力を持つ宝条家現当主で、未砂の不幸には原因があることを説明した亜樹から、契約結婚を申し込まれ、原因である藤の君を鎮めるまでの期間限定で亜樹と契約結婚する未砂。一方で以前の彼女を知っているらしい彼との思い出を探り、その境遇を知る中で少しずつ変わる思いがあって、亜樹の真意を知った未砂が覚悟を決めて切り開いた未来がなかなか素敵な物語でした。

  • 色素薄い系

    お…終わってないじゃないですか……ヒロインの未砂は表紙の感じよりずっと強い子だったし逆に亜樹は不遇ヒーロー。というか代々片城の女を嫁にしてきたってそのうち血が濃くなってしまうのでは?と思ったんだけどそこら辺の言及はありませんでしたね。藤の君が愛していた人に殺された理由や先代様が本妻とは別に子供を作っていた相手(亜樹の母)なんかもまだ謎として残っているので続きが欲しいです。というか死ぬ事で一生の傷になりたいってなかなか病み要素のある言葉ですよね…

  • NyankoroA

    十番様の主人公に似てたな。強くて優しい女の子が好き。唯一無二の2人という感じが良い。

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