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「がん」では死なない「がん患者」 栄養障害が寿命を縮める 光文社新書

東口高志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334039219
ISBN 10 : 4334039219
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

がん患者の多くが感染症で亡くなっている。歩いて入院した人が、退院時にはなぜか歩けなくなっている。入院患者の3割は栄養不良―。まさに「病院の中の骸骨」とも言うべき高度栄養障害の患者がたくさんいる。こうした実態の背景には、栄養管理を軽視してきた日本の病院の、驚くべき「常識」があった。人生最後のときまで食べたいものを食べ、がんを抱えてでも、本来の寿命まで元気に生き抜くことはできる。そのために、私たちが知っておきたいことは何か。超高齢社会において、医療はどう変わらなければならないのか。チームによる栄養管理体制を日本に築いた医師による、医療改革の書。

目次 : 序章 病院で「栄養障害」がつくられる/ 第1章 がんと栄養をめぐる誤解/ 第2章 症状や病気がちがえば栄養管理も異なる/ 第3章 老いと栄養/ 第4章 栄養についてもっと知る/ 終章 食べて治す

【著者紹介】
東口高志 : 1957年生まれ。1981年三重大学医学部卒業、三重大学医学部第一外科入局。1987年三重大学大学院医学研究科修了。1990年米国オハイオ州シンシナティ大学外科学講座リサーチフェロー。三重大学医学部第一外科講師、鈴鹿中央総合病院外科医長、尾鷲総合病院外科・手術室部長、同院副院長などを経て、2003年より藤田保健衛生大学医学部外科・緩和医療学講座教授。日本静脈経腸栄養学会理事長。日本緩和医療学会理事。1998年日本初の全科型栄養サポートチーム(NST)を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 里季

    難しかった。でも、著者が言うことには賛同する。栄養障害が問題なのだ。私は胃癌で胃全摘をしたのだがその後の栄養にはとても困った。特別に余計にお金を払って栄養相談を受け、頑張った。そうでなければ、手術が終わったら放り出されておしまい。これが、高齢者でもともと栄養状態がよくない人の場合だと大変だということがわかる。日本では栄養指導は医療のうちに入らず軽視されているというのが残念でならない。

  • 501

    癌で病院にかかっている患者が栄養障害に陥っているのは衝撃的。栄養管理の大切さを著者自身の経験と根拠をもとに丁寧に説明され熱意が伝わってくる。大切といっても、どういう症状のとき、どのような栄養を取ればいいのか判断するのは素人に難しいよな。

  • 梅ちゃん

    「がん」で亡くなる人の8割は感染症であるとのこと。原因は栄養障害による免疫機能の低下。身体に栄養を入れる方法で一番良いのは口から入れること。少なくとも腸を使えるようにするのが良い。腸を使わなければ小腸粘膜が萎縮し、免疫機能が低下して、小腸の中にあった最近や毒素が全身に回る。専門的な言葉もたくさん使われていて、分かりにくいところもありましたが、大いに興味深い本でした。食事がつい好きな物に偏るので気をつけなくては。

  • ma

    東口先生を初めて見たのは20年近く前。「医療は愛だ」から崇拝しております。患者さん目線に書かれてる本、医療従事者にも読んで欲しいですね。わかりやすい、管理栄養士としてこのような本が出版されてて嬉しいです。

  • arisaka

    最近よく「口腔ケアが大事」とか「口から食べることが大切」と言われるようになった理由がよくわかった。栄養学の加点から病後ケアに取り組んでいる著者による、いかに生きていかに死ぬかの本。

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