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言葉から社会を考える(仮)この時代に「他者」とどう向き合うのか

東京外国語大学

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560095300
ISBN 10 : 4560095302
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

移民が溢れテロが頻発する時代に“他者”とどう向き合うか。27言語の視点から見た“多様性”とは?学長ほかによる座談会も収録。

目次 : 座談会 言語と文化の多様性を生きる/ 1 その眼差しは誰のものなのか?(小さいわりには複雑/ バンドゥン今昔、そして…/ ローザかローサか? ほか)/ 2 わたしの声はわたしのものなのか?(識字率から考える/ “帝国”という幻想/ 聞く、話す、そしてその先へ ほか)/ 3 いかに彼らと生きるのか?(越境する/ 多極化・多元化するルゾフォニア/ やさしい日本語 ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • かもめ通信

    東京外語大学言語文化学部が編集したというこの本は120ページほどのブックレットなのだが、ページをめくると文字がびっしり! 外大で教鞭を執っている教授陣が、それぞれの専門言語の視点から見たあれこれを語るコラムがなんと27!さらには「言語と文化の多様性を生きる」と題した興味深い座談会まで収録されていて読み応えは十分。世界が流動性を増すなか、何に眼を向け、いかに学ぶべきか真摯に考える人たちがいることを頼もしく思うと同時に、その思いを受け継ぐ若い世代が着々と育ってくれていることを願わずにはいられない。

  • サアベドラ

    東京外国語大学で学べる27の言語に関するエッセイを集めたブックレット。2016年刊。執筆者はほぼ外大の教授陣(学長もいる)。巻頭と巻末には学長と学部長のありがたいお言葉、途中には大学の沿革や理念の変化に関する対談なんかも挟まっていて、もう学内誌でいいんじゃないかってぐらいに外語大まみれ。肝心のエッセイは専門的すぎず軽すぎず、テーマも識字率から映画までバラエティに富んでいて、ちょっとした息抜きにちょうどいい感じ。個人的にはチェコ語の金指久美子、アラビア語の長渡陽一、中国語の加藤晴子あたりが特に面白かった。

  • menocchio

    東京外国語大学・言語文化学部の27専攻の研究者たちが各言語について語る。各言語の話もバラエティに富んでおりおもしろいが、ひときわ興味深いのは座談会。日本が諸外国にいかに向き合ってきたかが、この大学の沿革に色濃く反映されていることが分かる。教育が政治・社会の影響を受けやすいものだと改めて痛感。外「国」語という、「国」の枠組みで言語をとらえてきた歴史を批判的に反省し、言語の限界について自覚することではじめて、新たな可能性が生まれてくると感じた。

  • mitsuya

    掲載されている中でもモンゴル語は話者人口が桁違いに少ないことを改めて確認。よくそれで専攻語の語科として(今は語科って言わないのか)存続してきたものだと感慨。

  • よだみな

    120ページくらいのうすい本だけど、内容は充実していて、おもしろい。その国に旅行に行く前に読んでおくと、ことば事情が理解できておもしろい。『世界を食べよう! 』で世界に興味をもったらこちらもぜひ。今後の要望として、講座があるなら日本手話もこれからいれてほしいと思います。

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