Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 本夜見

  読了日：2025/10/20

  夜会で夫が友人に「妻がみっともない、うっとおしい」と愚痴っているのを立ち聞きしてしまったローザ。夫の好みにあわせ、任せられた大事な仕事はお伺いを立てていただけなのに。「君の愛は迷惑なんだ」と言い放たれる。そしてローザは自分を抑えてまで夫に尽くすのをやめた。華やかに装い、社交に精を出す。大事な仕事は夫にお返しして。そうしたら夫の方が掌返し。ストーカーじみた執着を示して、気持ち悪い本性が出てしまう…何でも思い通りな訳ないだろ、な夫ザマァなお話。

• 有機物ちゃん

  読了日：2024/06/27

  ざまぁモノ。ある日夜会で夫が友人に｢妻がうっとおしい｣と愚痴ってるのを聞いてしまった妻の話。その後は夫が今まで妻にぶつけてきた理不尽な不満を全て受け入れ、あなたが言ったことでしょう？とまるっと当て擦って返していく妻。妻本人は当て擦ってるつもりはないようだが、今まで従順だった妻が会話にならない勢いでそれを押し通すから最初は静かにゆっくり気が狂っていく描写なのかと思ってた。いやもしかしたら、前半の奥さん本当にちょっとおかしくなってたのかもしれないな……それくらい追い詰められてたって事なのかも。

• あきら

  読了日：2025/10/29

  電子書籍。可もなく不可もなくって感じ。結局は元夫が自分勝手過ぎて自滅し、ローザも冷めてしまった感情はもうどうしようもなかったって話なんだけど、これは政略結婚やら民事不介入の問題なのかな、って。ただ単にローザが何にも考えず受け止めちゃった、で我慢できなくなったって話なだけでしょ。最後に自分でも言ってたけど、もっと話し合えば済んだ問題では？夫に冷たくされるヒロインぶってただけ？結局店も何もかも公爵家のおかげだしなあ。バルドともプラトニック不倫だし。元夫可哀想とは思わないけどどこが好きだったのかわからん。

• nyannkoraita

  夫婦関係の難しさや脆さ、すれ違う二人の距離なんかが丁寧に描かれていて、全く先の読めない展開に最後までページを捲る手が止まらなかった。 一度気持ちが冷めてしまえば、もう愛を信じて疑わなかった頃には戻れなくて。どんなに恋い焦がれても二人の距離は縮まらなくて。 闇落ちするシーンなんかもリアルで最高だった。 最後のシーン、思わず泣けてきちゃって参った。ほんっと面白かった！ それぞれが新しく踏み出す未来に幸多かれと祈らずにはいられない。 最後の最後まで大満足の一冊！読後も色々考えさせられて、余韻に浸ってしまったわ。

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