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冷たいおいしさの誕生 日本冷蔵庫100年

村瀬敬子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846003920
ISBN 10 : 4846003922
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2005
Japan

Content Description

家庭をつくった冷蔵庫。時代のおいしさを探究しながら進化し続ける冷凍・冷蔵技術は、食卓に何をもたらしたか。食卓を映す鏡として冷蔵庫を捉え、この100年間における料理と家族そして冷蔵庫との関わりを論じる。

【著者紹介】
村瀬敬子 : 1971年、岐阜県生まれ。同志社女子大学家政学部卒業。武庫川女子大学大学院家政学研究科修士課程修了。武庫川女子大学生活美学研究所助手、和歌山大学システム工学部教務技官を経て、高知女子大学生活科学部専任講師。専門は生活文化史、生活情報論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • in medio tutissimus ibis.

    かつては保存技術の制約があって手に入る同じものを連日たべていたのが、冷蔵技術とサラリーマン家庭(高学歴の核家族)の増加によって今日の様な多様な食生活に変化した。書記には函館から横浜まで船で氷を運び、食肉の冷蔵と飲み物として消費された。氷冷式にしろ電気式にしろ、そのコストは相当なもので、広く普及したのはつい最近になってから。個人としては上流階級が主な利用者。冷蔵庫もはじめは大型の倉庫から、次第に小型化、電化していったが、その道のりは戦争による自粛ムードや電気ガスの方式の争いなど決して一本道ではなかった。

  • CHRONO

    2005年の本なので、今は日本冷蔵庫120年になりますね。明治期に登場した氷冷蔵庫から電気、ガス式の冷蔵庫、冷凍庫、冷凍食品、それぞれの当時の価格や使用方法(冬場は電気を止めて使っていなかった)、業務用も含めた普及の様子と時代背景などが、とてもよくまとめられており、良書。主婦の登場や女性の社会進出の歴史の一部としても読める。図書館本だが、機会があれば購入したい1冊。冷蔵庫で保存した食品を「購入して何日もたったものを食べるなんて」と鮮度的に気持ち悪く感じてしまう当時の人の思いに触れることができたのは収穫。

  • どすきん

    また返却日が来た。おっかしいなぁ。

  • どすきん

    じっくり読んでいたら返却日が過ぎていた図書館本。いったん返却。

  • めめんともり

    冷蔵庫を通して社会の変遷を辿る。淡々と事象を述べていくのだが、最終章にとてもグッとくる文章が。

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