Product Details
ISBN 10 : 4524258116
Content Description
日常の診療に役立つ知っておくと便利な循環器領域の知識をスッキリまとめた。(1)各項目の冒頭に結論を掲載(2)一般臨床医が遭遇する可能性が高い病態に絞って解説(3)「具体的にどうするのか」「なぜ考え方が変わったのか」など要点をギュッと凝縮しており、忙しい中で効率的に読み通せる。「循環器は専門でない」けれども「循環器疾患を診る機会がある」全科医師におすすめの一冊。
【内容目次】
1 安定狭心症はどこへ消えた?
2 何となく硝酸薬を使い続けていいか?
3 左室の収縮が良くても心不全は起こる
4 薬物治療を試みることなくカテーテルアブレーションを勧めていいか?
5 心室期外収縮の薬物治療は行わない
6 血圧を下げすぎるのはよくないのか?
7 ジギタリスはたくさん使わない
8 心不全にはβ遮断薬を使わなければならない
9 心拍数が低いことはいいことだ
10 CHA2DS2-VASc スコアがゼロでも抗凝固薬を使うことがある
11 発作性心房細動でも抗凝固療法を行うワケ
12 たこつぼ心筋症に出会うか?
13 最近のステントはどこが変わったか?
14 心電図で分からない心筋梗塞に出会ったら?
15 大動脈瘤は誰にできるか?
16 慢性心不全はどこを診るのか?
17 洞不全症候群でもペースメーカーを植込まないことがある
18 薬剤性QT延長が起きるのは誰か?
19 減塩しても血圧が下がらない人がいる
20 ワルファリンはもう使わないのか?
21 心房細動のカテーテルアブレーションで得する人と得しない人
22 間違った利尿薬の使い方とは?
23 足が腫れていたらどうするか?
24 痛い足に出会ったら?
25 血圧が低くて問題があるか?
26 肺気腫を治療する
27 Brugada症候群に出会う可能性はあるか?
28 頸動脈エコーで何が見えるか?
29 CTによる冠動脈検査は信用できるか?
30 肺塞栓症を疑うとき
31 肺炎か心不全か分からないとき
32 冠危険因子の数はどういう意味があるのか?
33 「何となくアスピリン」でいいか?
索引
序文
この本は、
「循環器は専門でない」けれども、
「循環器疾患を診る機会がある」先生がた
を対象にしたものです。
内視鏡検査を希望する患者さんから「虚血性心疾患の治療を受けた」と聞いたとき、消化器内科医が「その治療と、検査のリスク」をおおよそ理解できるほうが円滑な診療に結びつくはずです。
糖尿病専門医のもとに通っている患者さんの血圧が高くなってきたとき、担当医が「どういう降圧薬が理にかなっているか」知っていたほうが、動きやすいでしょう。
下肢の腫脹があるとき、整形外科医でも静脈の問題か、動脈の問題かを見きわめられたほうが、どの検査をオーダーして、いかなるタイミングで紹介状を書くか確信が持ちやすくなります。
どういうところを心がけたかというと……
●各項目の冒頭に結論を書きました。
「ああでもないこうでもない」という議論のあとに結論があっては、メッセージが見えにくくなるからです。
●循環器疾患をすべて扱っているわけではありません。
「出会う可能性が高い」病態だけ扱っています。むずかしい疾患、まれな疾患に心を悩ますのはムダだと思ったからです。
●それぞれのスペシャリストに、「凝縮する」ことをお願いしました。
読み通せる量になっています。
楽しんで読んでいただければ嬉しいです。
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