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ISBN 10 : 4062585340
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近代的思考の基礎を作ったドイツ観念論の四人の代表的哲学者。彼らの思想の核心には、歴史の「これから」におのれの身一つで踏み出す勇気と決断があった。先達の思想を受け継ぎ、かつ乗り越えて行くダイナミックな思想の歩みを、これまでになく平易かつ明快に解説する。
目次 : 序章 ドイツ観念論とは?/ 第1章 カント『純粋理性批判』の「歴史哲学」(孤独な「私」から「われわれ」の共同体へ/ 存在とは規則性である/ 『世界市民という視点からみて普遍史の理念』/ カントの「関係性の哲学」とラインホルとの「基礎哲学」)/ 第2章 フィヒテの『知識学』―フランス革命の哲学(自由の体系は可能か/ 人間精神の実用的歴史)/ 第3章 シェリング―自然史と共感の哲学者(自然史と同種性の原理/ 自己意識の前進的歴史/ 同一哲学とヘーゲルの批判/ ドイツ観念論以後のシェリング―「悪の形而上学」と「世界時間論」)/ 第4章 ヘーゲル『精神現象学』―真理は「ことば」と「他者」のうちに住む(『精神現象学』の成立と特徴/ 感覚的確信―語られたものだけが真理である/ 主人と奴隷の弁証法―他者との共存は可能か/ ギリシアのポリス―“われわれ”としての精神/ ヘーゲルとフランス革命/ 道徳―歴史を創造する主体/ 宗教―神はみずから死にたもう/ 絶対知―「いま」「ここで」“それでよい”と語ること)
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