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東大「芸術制作論」講義 手を動かし知をつかむ、創発のポイエーシス

村山悟郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845925179
ISBN 10 : 4845925176
Format
Books
Release Date
December/2025
Japan

Content Description

制作の回路を獲得せよ

生成系AI全盛の今、みずからの手で制作することにはどんな意味があるのか──有機体やコンピュータなどさまざまなシステムを参照しながら、ある種のパターンが生成される仕組みを掘り下げる“レクチャー”と、ドローイングの実践から「制作知」を体得できる“ワーク”を収録、東大の人気授業を一冊に!

〈つくる〉ことを専門とする美大ではなく、比較文学比較文化、表象文化論や美学芸術学などを専攻する学生向けに東京大学で開講された「芸術制作論」(2024年度、総合文化研究科超域文化科学特別講義I)の授業をまるごと書籍化。

人間の制作行為(ポイエーシス)の時間性や創発性を探求するアーティストの村山悟郎が、「芸術制作とは何か? 制作においてはどのような事態が生じているのか?」という根本的な問いに正面から向き合い、哲学、文化人類学、生命科学、数理と計算機科学、精神医学、コミュニケーション、色彩、詩、庭園、迷路、映画、音楽、編集、細胞、貝殻模様、タンパク質、機械、ロボット、AI‥‥など多様な領域を横断しながら制作知をめぐる旅を展開します。

ポイエーシスとは時間のなかで先の要素に応じて次の要素が産出されていくような自己生成的で創発的な制作のモードのこと。理論的なレクチャーと手を動かす実技的なワークを交互に行う授業を通して、そのプロセスを体験しながら芸術制作の謎を解き明かしていきます。多様な制作や創発のあり方に触れることで、〈つくる〉ことの豊かさに気づくことができるでしょう。

【本書のポイント】
・芸術制作の基本原理を探求する
・制作理論のレクチャーとドローイングのワークショップのセットから経験的な学びを得られる
・発想やコンセプトに基づく実践的制作(プラクシス)ではなく、手を動かすことで制作知(ポイエーシス)が生まれる創発的プロセスに着目
・さまざまな〈つくる〉に関心のある人に向けた、ものづくりの仕組みをつかめる内容
・AI時代における創造性について考える

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