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未解決事件クラブ 一般市民探偵が犯人に挑んだ実録集

村井理子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784479570196
ISBN 10 : 4479570195
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

どの市民探偵も、未解決事件に関心を抱くようになった個人的経験を持ち、調査する事件からも大きな影響を受けていた―人生をかけて謎に挑み、時には警察よりも早く犯人にたどり着く。何が彼らにそこまでさせるのか?

目次 : なぜ彼女を殺したの?/ 世界初のサイバー探偵/ 私の初めての「事件解決」/ Web探偵/ マザー・ロード/ 捕らえられた黄金州の殺人鬼/ フォーエバー・ヤング/ すべては殺人からはじまった/ 『猫いじめに断固NO!:虐待動画の犯人を追え』/ ルカ・マグノッタの仮面を剥ぐ/ バイオインフォマティクス(生物情報学)のロード氏はまさに神/ 探偵がしくじるとき

【著者紹介】
ニコラ・ストウ : ロンドン在住。犯罪を専門に、20年以上ジャーナリストとして活動している。連続殺人犯ピーター・トービンの被害者家族の独占記事に取り組みながら、麻薬組織や小児性愛者組織の内情を暴き、金融危機の最中にHBOSの銀行家たちが30万ポンドのジャンケットを楽しんでいたと潜入取材で明らかにした。ゴーストライターとしても活動し、多くのベストセラーを出している

村井理子 : 翻訳家・エッセイスト。1970年静岡県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • こばまり

    善意の執念が身を結ぶ数々の事例が紹介され社会的意義を感じたが、安易にヒートアップし、間違った情報が拡散されしかも容易に取り消せないSNSの怖さに改めて思いを馳せた。章立ての影響か、どちらかというとその読後感の方が強い。

  • チャッピー

    娘を殺した犯人にSNSで接触し居場所を割り出す遺族、身元不明遺体と行方不明者リストを照らし合わせ何年もかけて被害者の身元を突き止める善意の市民など、実際におきた事件をひも解くノンフィクション。

  • ぽてち

    推理小説の世界では当たり前の“素人探偵”だが、それを地で行く驚異の人々を取材したノンフィクション。もちろん、なんの権利も背景もない人達なので、武器となるのはインターネットだ。驚くべきはその執念で、発生から40年以上も経った連続殺人犯を突き止めた例もある。犯人だけでなく被害者の身元の特定に貢献したケースも多く取り上げられていて、遺族の心情に思いを馳せた。しかしSNSによる犯人特定の暴走で、無関係の人が被害を被る場合もあり、日本でも問題になった。興味深く読んだが、写真が掲載されていればなおよかった。

  • garth

    これ、結局役に立っているのはDNA系譜学とかDNAプロファイリングとかの身元調査部分だけで、大いに喧伝された「黄金州の殺人鬼」事件でさえ(マザーロード作戦ははたして意味があったのか)、アマチュア探偵たちは犯人にたどりつけなかったわけだし。犯罪マニアが真実に近づけるなどというのは結局幻想では……と自省をこめて思うのだ。

  • yutan2278

    アメリカには40年逃げ続けた「黄金州の殺人鬼」を追い詰めた作家など「市民探偵」と呼ばれる人たちがいる。 実際に起きたいくつもの事件とそれを解決した市民探偵たちへの取材からあまり知られることのない彼らの正義と執念を描いた一冊。 連続殺人鬼に遭遇した人の証言などもあって、なかなか面白かった。個人情報保護が行き過ぎてる感のある日本では、こういうことは難しいだろうなぁ。

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