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ISBN 10 : 4480510087
Content Description
室町時代、足利将軍に仕え、将軍家のサロンにおいて、茶や華、香、室内装飾などを担当した同朋衆。目利きとして活躍した彼らは和歌、連歌、能楽など多くの芸能にも通じ、北山文化、応永・永享文化、東山文化の骨格を築いた。今に伝わる「日本らしさ」を生み出したアートディレクター的集団だったといえるだろう。彼らは能阿弥・芸阿弥・相阿弥など阿弥号を名乗っていたことから、仏教の宗派、時衆との関係が指摘されてきたが、時衆ではない同朋衆もいる。いったい彼らはどこから現れ、どのようにして文化の中心に立ったのか。同朋衆の実像に迫った類のない研究を文庫化。
目次 : 序論(天文文化論/ 二つの「一座建立」)/ 第1部 武家文化の構造(北山殿の唐物数奇/ 東山殿の芸術生活/ 同朋衆と阿弥衆/ 武家文化と同朋衆/ 付・世阿弥と能/ 佐渡の世阿弥/ 能と狂言)/ 第2部 座敷飾の世界(芸能空間としての書院/ 座敷飾の成立/ 『君台観左右帳記』と『御飾書』)/ 第3部 芸道論の成立(武家と遊楽/ 伝書の時代/ 中世芸能の成立と伝授)/ 第4部 生活の美意識(初期の京焼/ 京料理と生活文化/ 蓮月尼)
【著者紹介】
村井康彦 : 1930年生まれ。京都大学文学部史学科卒、同大学院博士課程中退。京都女子大学教授、国際日本文化研究センター教授、滋賀県立大学教授、京都市歴史資料館館長、京都造形芸術大学大学院長、京都市芸術文化協会理事長などを歴任した。専門は日本古代史、日本文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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HANA
読了日:2021/08/09
MUNEKAZ
読了日:2021/03/14
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