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ISBN 10 : 488621813X
Content Description
「主婦」が明治初頭に登場してから1世紀半。「主婦」像はさまざまに変容を遂げ今日では「専業主婦」なる語も生まれた。本書はその変容のようすを明らかにし、時代による見え方の相違を解析することで、日本の近代に迫ろうと試みる。
目次 : 序章 本書のめざすところ(「主婦」という概念/ 「主婦」をめぐる研究史/ 「重宝記」が語る世界)/ 第1章 「主婦」という言葉(翻訳語「主婦」の登場/ ‘housewife’の務め/ 用例の広がり)/ 第2章 「家庭」の登場(世紀末の家族像/ 「ホーム」へのあこがれ/ 語られる「家庭」/ 文明の器として)/ 第3章 「主婦」像の成立(「重宝記」という世界/ 「重宝記」にみる「国民」像/ 「主婦」としてのたしなみ/ 女性に説かれる「国民」の責務)/ 第4章 「主婦」像の展開(『主婦之友』という世界/ 日常生活との乖離/ 「結婚生活」という落差/ 「主婦」たる相剋)
【著者紹介】
村上淳子 : 福島県生。1993年3月筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業。1999年3月筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程史学専攻満期退学。博士(文学)。現在、独立行政法人国立公文書館専門職員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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