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検事の本音 幻冬舎新書

村上康聡

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344987876
ISBN 10 : 434498787X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

起訴した事件の有罪率は99%以上、巨悪を暴く「正義の味方」というイメージがある検事。
しかしその日常は、捜査に出向き、取り調べをして、調書を作成する、意外に地味な作業ばかりだ。
黙秘する被疑者には、強圧するより心に寄り添うほうが、自白を引き出せる。
を見せない、当意即妙な尋問は訓練の賜物。
上司の采配で担当事件が決まり、出世も決まる縦型組織での生き残り術も必要だ。
冤罪を生まないために、一切のミスも許されない検事の日常を、
地検をはじめ、検事歴23年の著者が赤裸々に吐露する。

【著者紹介】
村上康聡 : 1960年、山形県生まれ。中央大学法学部卒業後、1985年検事任官。東京地検等で殺人事件、特捜事件、外国人事件等の捜査・公判に携わる。外務省出向、内閣官房参事官、福岡地検刑事部長等を歴任。退職後、2007年に弁護士登録。上場会社の社外監査役、民事、刑事事件の弁護活動を行なっている。二十三年間の検事生活で、そして弁護士となった今も、人間は法の下で平等であるべきとの信念を徹底して貫いている。最近は、YouTube番組「RMCAチャンネル」での時事問題の解説のほか、新聞・TVへもコメントを多数寄せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Go Extreme

    正義の味方 地味な調書作成 被疑者に泣かされる日々 有罪率99%以上 取調べと調書作成が検事の真の仕事 警察捜査のチェック機能 証拠の適切性を厳しく検証 冤罪を防ぐ司法制度 心理的な真剣勝負 心に寄り添うアプローチ 被疑者は夜に真相を語る 全神経を集中 ストイックで過酷な労働 警察と検察の複雑な関係 複数組織間の調停役 深刻な孤独感 心身の過酷さ 家族との食事をほとんど経験しない 映画音楽による癒し 母親の重篤な病との葛藤 被害者との向き合い方の困難 死刑判決でも回復しない人生 完璧性が要求される責任

  • 山中鉄平

    永年検事を務められ退官して現在は弁護士をしておられる方の述懐とかあれこれ。率直にわかりやすく(と言っても私にはよく分からないが)述べられていて、浮ついていなくて力強い。権力を持った人なので出来ればこういう方のお世話にならずに過ごせたらいいなと思う。警察の方々との繋がりもさらりと書いてあるけれど現実には実に生々しい世界なのだろう。けっこう人情味が溢れているのでホッとはする。

  • かいのすけ

    決裁のくだりは「これでよく仕事が回っているな…」という印象。検事の視点から警察の捜査に対してどのような点を注意して見ているかという点や警察との関係構築の具体的な工夫は興味深かった。

  • koganei_hyogo

    宿日直や外事係検事の話はあまり他書で読んだことがない話で興味深く読みました。最も印象に残ったのは小泉元総理関係のエピソードでしたが。

  • supika

    激務と言いながら上司の承認をもらうために部屋の前に並ぶのはとても非効率な仕事ぶりに思える。承認の優先順位もあるでしょうし、組織全体でやり方を考えるべきでは。

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