Books

(仮)黄色い竜

村上康成

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198654849
ISBN 10 : 4198654840
Format
Books
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

クリオは、自然ゆたかな町でくらす十歳の小学生。夏のはじめのある夜、おじいちゃんとホタルを見にいったクリオは、おじいちゃんが子どものころに、つりにがしたという、湖にいる大きなコイの話を聞く。でも、その後、親友や女の子たちと湖につりに行ったときには、なぜだか、そのことは打ち明けられなかった。やがて秋のはじめになり、ひとりきりで湖にやってきたクリオは…?田んぼのそばでのキャッチボール、舌がまっ黒になるあまいクワの実、入道雲、おまつりの夜の金魚すくい、あつい空気をふるわせるツクツクボスシの声、そして、水の中でぎらりと光るうろこ…。十歳の夏がまるごと五感で感じられる、自然派アーティスト村上康成による初の児童文学。小学校低・中学年〜。

【著者紹介】
村上康成絵 : 1955年岐阜県生まれ。創作絵本やワイルドライフアートなどで独自の世界を幅広く展開する。自然派アーティスト。ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、ブラチスラバ世界絵本原画展金牌、日本絵本賞大賞など受賞多数。伊豆高原と石垣島に、村上康成絵本ギャラリーがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • もちこ

    小学4年生の息子が、夏休みの読書感想文のために読んでいる本。 どうも苦戦しているようで、私も読んでみたが、田舎の風景を知らない子が読むと、イメージを膨らませにくくて読みにくいと感じるかもしれない。 私は、子どもの頃に見た祖父母の家の風景と重なり、とても懐かしい気分で読めた。 友だちと魚釣りにいったり、おじいちゃんとホタルを見に行ったり、日本の原風景のイメージが豊かに描かれている。 魚や虫などの生き物が好きな子は、中盤まで読み進められれば、一気読みできるくらいに楽しめると思う。

  • 遠い日

    村上康成さん初の児童書(尤も、村上康成さん自身は「小説」と位置付けています)。挿絵もたっぷりですが、大人にとっては懐かしいような風景と少年の日の輝きが、どこか郷愁を誘う世界です。10歳のクリオの夏から初秋までを情感たっぷりに、瑞々しく描きます。特に釣りのエピソードは、おじいちゃんの話を聞いた日からの胸躍る冒険への誘惑を含んでいて、光っている。クリオの勇気、友情と、周りの大人たちのゆったりとした眼差し。遊びの中にちゃんと学びと成長があることの美しさ。夏の一冊にお薦めです。

  • サラサラココ

    田舎の10歳少年の夏。祖父の話をきいて自力で釣ってみたいものとは。

  • ゆき

    村上さん初の児童書!有名なイラストレーターの方なのにお話を書かれるのは初めてなのですね。それなのに秀逸な一冊!▼小学生クリオの一夏の記録。暖かい家族、頼れる友達、淡い恋、豊かな自然、のんびり流れる時間、そしてじいちゃんから聞いた伝説の鯉…。教訓的なお話も必要とは思うけれどこんな今では贅沢となった時間や冒険の記憶が子ども達の心をを成長させるのではないかなぁと思う。▼西日本の感想画コンクールの指定図書となったこのお話、読むほどに田んぼや青空を描きたくなるのではないかなぁ。

  • きゅー

    自然描写満載の10歳の男の子の夏を描いた小説。おじいちゃんに聞いた大ゴイを釣ろうとする場面は動きがあるが、他にはさして何かが起こるわけでもなく、児童文学というよりは、大人がノスタルジーを感じたりして楽しむ小説なんじゃないかと思った。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items