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夏に泳ぐ緑のクジラ 創作児童読物

村上しいこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784092897724
ISBN 10 : 4092897723
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「わたし、絶対に、いやだからね」「ねえお京、仕方ないのよ…」中三の夏、お京は島へすてられにきた。「そろそろ本当の孤独に身をおかなきゃ」「あなた、ナニモノなの?」「おいら、つちんこ」中三の夏、お京は島でつちんこと出会った。これはお京とつちんこの、ひと夏だけの物語。

【著者紹介】
村上しいこ : 三重県生まれ。松阪市ブランド大使。「かめきちのおまかせ自由研究」(岩崎書店)で第37回日本児童文学者協会新人賞受賞。「れいぞうこのなつやすみ」(PHP研究所)で第17回ひろすけ童話賞受賞。「うたうとは小さないのちひろいあげ」(講談社)で第53回野間児童文芸賞受賞。「こんとんじいちゃんの裏庭」(小学館)で第4回日本児童ペンクラブ少年小説賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆみねこ

    爽やかな表紙に魅せられて新刊棚から手に。家族の問題で母の実家の島にやって来たお京。そこで出会った不思議な「つちんこ」。内容はかなり重たくて家族のことで悩む中学生たちの姿に胸が痛みました。ラストに希望が見えて良かったけれど、これを現役の中学生たちはどう感じるのでしょうか?

  • モモ

    大人の事情に振り回される子どもたち。自分の生活が一変するのに、意見は流され我慢を強いられる。大人を信用できない「つちんこ」が孤独な子どもの前にだけ現れ、辛い現実を見つめさせ、時に励ます。自分の気持ちを伝えることで、人生の主導権を自分自身が持つことの大切さを教えてくれる。自分の子を否定してばかりいてはダメだと改めて感じた。子どもを決定的に泣かすのは大人で、また救うのも大人なのかもと、この本を読んで思った。最近の村上さんらしい容赦ない描写に子どもたちへの祈りにも似た思いが伝わる一冊。

  • 千穂

    爽やかなタイトル、YA青春ものかと手にした一冊だったが、かなり厳しい内容だった。さすが村上しいこさん、難しい世代の若者の心の機微を描かせると最高やね〜辛い境遇にも関わらず前を向いて歩き出した子どもたちに乾杯!

  • 信兵衛

    少年少女のひと夏の物語ですが、それにしてはかなりシリアスな内容。

  • 白雪ちょこ

    タイトルや語彙力のセンスが良い。 夏にぴったりな一冊となっていた。 両親の不仲から、祖母の住んでいる島へとやってきた、主人公のお京。 そして、たった1年で変わってしまった友人のカイの家族関係や、辛い現実。 他の小説にはない、あまりにも救われなさすぎる彼女達の人生。 しかし、そこで決意しなければならない覚悟と諦め。 それが、作者の文章とともに強く描かれていた。 もしかしたら、私たち読者も、つちんこの目によって、この厳しい現実の物語を見させられていたのかもしれない。

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