史記始皇帝暗殺 上 前史荊軻

紀元前３世紀の中国、春秋戦国時代。かつて将来を誓った幼なじみ・葉小滬（ようしょうこ）を捜す旅を続ける青年・荊慶（けいけい）。斉の国で葉小滬と再会を果たし、故郷へ連れ帰ろうとするが、大剣客・聶無涯（じょうむがい）によって斬られる。生死の境をさまよった荊慶は、刺客集団「天滅」を率いる老人・田光（でんこう）と出会う。田光は、世の悪を斬る刺客として生きる事を荊慶に薦めるが…。中国の正史「史記」に生涯を記された史上最も有名な刺客・荊軻（けいか）の半生を描く歴史活劇開幕。

【著者紹介】
李志清 : １９６３年生まれの香港人。１９８１年より漫画を描き始め、１９９２年香港当代芸術双年展に水彩画作品で入選、香港芸術館に収蔵される。日本で初めて作品を発表した香港人漫画家でもある。２００７年、当時の外務大臣麻生太郎が創設した国際漫画賞において、『孫士の兵法』が第一回最優秀漫画賞を受賞、アジアを代表する漫画家となった

麥天傑 : １９６６年生まれの香港人。１９８３年より画家・陳中樞に師事して西洋美術を学ぶ。後には指導も行う。１９８３年より李志清、謝志榮、馮志明、馬榮成らの漫画家の作品のアシスタントを務める。なかでも李志清作品への参加が最も多い。１９９６年、馬富強との合作により主筆として漫画デビュー作『戦神』を発表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）