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男がつらい! -資本主義社会の「弱者男性」論 -ワニブックスplus新書

杉田俊介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784847066771
ISBN 10 : 4847066774
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

冴えない、裕福でもない、特別な才能もない平凡な人生をそこそこ幸福に生きていく。新しい生き方のモデルとは―男らしさの呪縛から解放されよう。ぼくたちもだらだら、まったり楽しんでいい。生きづらい世の中への叫びと救いの書。

目次 : 第1章 弱者男性たちが置き去りにされていく(映画『ジョーカー』が映す弱者男性の人生/ 弱者男性は誰と戦うべきなのか? ほか)/ 第2章 中高年男性にとって孤独とは何か(統計にみる日本の男女格差/ 男性特権にもかかわらず、男性たちはなぜ不幸なのか ほか)/ 第3章 弱者男性たちの怒りと叫び(インセル(非モテ)とは何ものか/ 「ダークヒーロー」としてのインセル ほか)/ 第4章 男たちは正しく傷つけるのか―濱口竜介・村上春樹・チェーホフ(正しく傷つくとはどういうことか?/ 男たちにもセルフケアが必要だ ほか)/ 第5章 このつまらない生のために

【著者紹介】
杉田俊介 : 1975年生まれ。批評家。自らのフリーター経験をもとに『フリーターにとって「自由」とは何か』(人文書院)を刊行するなど、ロスジェネ論壇に関わった。『対抗言論』編集委員、「すばるクリティーク賞」選考委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ふみあき

    著者の本は初めて。「まえがき」を読んだ時点で、妙に情緒的な語り口に若干引いてしまったし、そもそも私には「いわゆる男性学って所詮、フェミニズムのはしためでは?」という偏見があって、本書に対して虚心坦懐じゃなかったかもしれない。著者は弱者男性たちに向けて、生のつらさが尊厳につながると説いているが、私には単なる言葉遊びとしか思えなかった。「金融資本主義の暴力」という言葉を使ったり、令和テロと昭和維新を比較したりして、結局のところインセルたちを政治的行動に駆り立てたいのだろうか?

  • katoyann

    弱者男性が資本主義社会を生き抜いていくための発想の転換方法について考察したエッセイ。現代思想の基本をパラフレーズしながら、インセル(非本意的禁欲主義=非モテ)と呼ばれる男性が他者に誤った恨みを抱かないように生きていくための処方箋を綴っている。結論は、承認欲求抜きに「ただ生きる」ことを肯定するという提案になっている。ただ、結論と各種分析が微妙に噛み合っていないような気がする。例えば、非モテに付随するのは経済格差の問題であり、システムの問題に怒りを表明せよ、と言いつつ、結局、心のありように帰着するのはなぜ?

  • セロリ

    薄くて字も大きい本だが、とても読みにくかった。飛ばし飛ばしでようやく最後まで辿り着いた感じだ。最初から最後まで、やたらとカッコ( )書きの説明が多くて読みづらいだけでなく、評論にしてはデータはなく、エッセイにしてはオチが無い文章で、何が伝えたいのかイマイチわからない。今、世界ではインセルによる銃乱射などの無差別殺傷事件が問題になっていて、Netflixでも『アドレセンス』というドラマが放送された。SNSで世界が開かれたように思えても、実際はアルゴリズムによって狭い考えを増幅させているだけに思える。

  • ゆう

    駄本。さっさと現実と正対して、「正しく傷つく」でも何でもしたらいいだろう。弱者男性とはつまり、そういうことができない人なのであって、そういう当事者に何を語らせても毒にも薬にもならないということを知った。

  • hikarunoir

    妙に禁欲的に進む怯懦。要は錯誤を含むジョーカー言及もだが、暴力への近接に慎重だ。だが文学に暴力が不可欠なら、居直りも弱者男性の真髄に見える。

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