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花のお江戸の若旦那 彩色江戸漫画

杉浦日向子

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309277585
ISBN 10 : 4309277586
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan

Content Description

単行本未収録カラー漫画全八話。

目次 : 落花狼藉/ 三味線枕/ 海千山千/ 新宿綺譚/ 徳若に御万歳/ 百物語/ 梅雨のはて/ 秋色とりどり

【著者紹介】
杉浦日向子 : 1958年、東京生まれ。漫画家・江戸風俗研究家・文筆家としてテレビでも活躍した。1984年「合葬」で日本漫画家協会賞優秀賞受賞、1988年「風流江戸雀」で文藝春秋漫画賞を受賞し、1980年代の江戸ブームを牽引した。2005年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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値段は高いが、オールカラーなのでやむを得...

投稿日:2021/04/11 (日)

値段は高いが、オールカラーなのでやむを得ないか。 日奈子の遺作が読めるので結構。

hama さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ムッネニーク

    143冊目『花のお江戸の若旦那 彩色江戸漫画』(杉浦日向子 著、2016年9月、河出書房新社) 1983年から87年にかけて発表された、薬種商の放蕩息子行状記。全編フルカラーの風雅な漫画で、ダメな若旦那の道楽が描かれているだけなのに、ページを捲る手が止まらない。 艶やかな花魁は、カラーだとより一層魅力的に見え、気持ちがつい吉原遊廓へと彷徨い出てしまう。ただ絵を眺めているだけでも満足できる名作。 〈じいさまが店を 出し、親父がそれを 大きくし、あたしが せっせと使う。 モノは 順です よ。〉

  • かっぱ

    【図書館】ここは花のお江戸。志摩屋の若旦那・福太郎の遊興記。大判オールカラーです。商いも三代目となれば店には滅多に顔出しせず、廓へ日参するのであります。蚊帳を吊った寝床から眺める花火なぞ、風流なものでございます。きっといまごろ日向子さんは、江戸時代に生まれ変わって念願の若旦那をなさっていらっしゃることでしょう。

  • syaori

    若旦那は大店「志摩屋」の三代目。三日も四日も家に帰らず吉原で遊び、「店なんてモンは三代目でつぶすに決まってるじゃないか」なんて言う彼は全くロクデナシなのですが、金離れがよくて遊び上手で優しくて、移ろう季節や日々を楽しむ若旦那を好きにならずにはいられません。作中でも季節が変わっていくように、彼もずっと気楽な「若旦那」でいられるわけではないのでしょうが、その大切な一時の、天下泰平のお江戸での太平楽な生活を堪能させていただきました。絵はフルカラーで見ごたえたっぷり! カラフルな画面が目にも楽しい一冊でした。

  • tomi

    '83〜'87年にアサヒグラフに掲載され、単行本未収録だった連作時代漫画。大店の若旦那の福太郎は「吉原を知らずば犬と生れてわんと吠えぬも同じ」とばかりに、仕事もそっちのけの贅沢三昧。大旦那様の怒りは御もっともだが(最終話「秋色とりどり」での福太郎の親の小言に対する言い訳はケッサク)風流人でもある彼の境遇は羨ましい限りで、呆れながらも憎めない。江戸の風物が細やかに描かれていて、オールカラーの大きな版で見られるのが嬉しい。

  • ぐうぐう

    1983年から「アサヒグラフ」に不定期で連載されていたシリーズを、初単行本化。しかも、大判でカラー収録とは嬉しい! 志摩屋の若旦那の日常を、江戸の風物と共におかしみたっぷりに描く。肩の力が抜けた作品だが、その抜け方がまた、杉浦日向子らしく、味わい深い。彼女が亡くなって、もう10年以上が経つのだなぁ。「草も水も 山も空も なにもかもがおもしろいし、うれしい 床の間の掛軸からは こんな風は吹いてこない」

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