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進む航空と鉄道のコラボ 交通新聞社新書

杉浦一機

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784330614151
ISBN 10 : 4330614154
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2015
Japan

Content Description

航空と鉄道は、中・長距離の都市間輸送を担う交通機関として長らくライバル関係にあり、モードの垣根を越えた協力関係の構築には消極的であった。しかし、近年は空港アクセス鉄道の整備が進み、羽田空港の国際化やLCCの台頭なども追い風となり、航空と鉄道の新たな関係づくりが進んでいる。そして、訪日外国人旅客2000万人時代の到来や2020東京五輪開催を控え、今後も航空と鉄道の連携=コラボレーションの一層の充実・強化が求められる。さらに、空と鉄路のコラボが、今日の日本の課題である「地方創生」の突破口になる。航空アナリストの著者が、「航空+鉄道」のさまざまな可能性を掘り下げ、我が国の交通新時代の到来を展望する。

目次 : 第1章 航空と鉄道が切磋琢磨した時代(航空と鉄道の競争の始まり―欧米/ 激しい死闘を繰り返した東海道―日本/ 変わる競争の構造/ 鉄道に期待する航空のサービス)/ 第2章 コラボで新たな段階に進化した例(空港戦略にTGVを組み込み復権したフランス/ 交通モードの棲み分けを図る欧州/ アジアでも増える高速鉄道の空港乗入)/ 第3章 増える空港アクセス鉄道(アクセスは二の次の日本/ 増える鉄道系のアクセス)/ 第4章 望みたいアクセス鉄道(期待される羽田の新線/ できそうな鉄道新線/ 海外では市内でチェックインする時代に)/ 第5章 鉄道と航空の連携で変わるネットワーク(インバウンドで目指す地方創生/ 「連携」で以遠圏の利用者をいかに増やすか/ 航空と鉄道の連携への具体的提案/ まとめ)

【著者紹介】
杉浦一機 : 1947年生まれ。航空アナリスト、首都大学東京客員教授。東京都や成田市の航空及び空港問題の委員会委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • お抹茶

    実現性はともかく,空港アクセスの提案が豊富。欧州主要国では,異なる交通機関の連携を総合的に進め,一部のICEはエア・レイルという航空便扱いで,車内サービスはルフトハンザが行う。欧州,仁川国際空港,香港での乗り換えサービスも参考に,首都圏空港の鉄道アクセスは乗り換えなしで都心まで30分,地方空港は20分を目標にしてほしいと主張。山口宇部,新潟,広島,熊本の空港アクセス線も提案しているが,鉄道会社は消極的。日本のように鉄道路線も航空路線も多いと,協力体制は生まれにくいのかもしれない。

  • 宗芳

    空港アクセスの時間もそうだが、金額が高い。バスも都市間より空港行きが断絶高い。アクセスバス不活性の一因だと思う。絶対無理だろうというプランもあったが、読んでいて楽しかった。

  • Yuki Yamanaka

    個人的趣味から手にした一冊。 成田や関空をはじめとしたハブ空港のアクセスの悪さを海外と比較していろいろと提案している。 一番共感できたのは、インバウンド客を地方にどう運ぶか。外国の人が地域とかかわった体験をしたいというニーズに今の交通網では追いついていない気がする。限界集落など田舎にも行きやすい交通網づくりを地域と協力してしていってほしいものだ。

  • Km

    うーん。なるほど、という感じもあれば、もっと他の活用法ってないかなーと思ったり。いや、具体例は全然ないんだけれども。にしても成田エクスプレスは高いなあ。

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