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ネット興亡記

杉本貴司

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532323394
ISBN 10 : 4532323398
Format
Books
Release Date
August/2020
Japan

Content Description

異端児・堀江貴文とライブドア事件の真相。窮地の藤田晋を救った人物。敗者が生んだLINE。メルカリ創業者の凡人哲学。語られざる楽天誕生秘話。時代を駆け抜けた“若人たち”の熱き物語。日経電子版の人気連載を単行本化。

目次 : 「いつか全員黙らせたくて」―藤田晋、若き日の屈辱/ インターネットをもたらした男―知られざる霞ヶ関との苦闘/ iモード戦記―サラリーマンたちのモバイル革命/ 巨人ヤフーと若き革命児たちの物語/ 語られなかった楽天誕生秘話/ アマゾン日本上陸/ ギークとスーツ―堀江貴文と仲間たち/ ライブドア、迫る破滅の足音/ 元祖SNS・ミクシィに立ちはだかった黒船/ 逆襲のLINE―敗者がつないだ物語/ メルカリ創業者の長い旅/ ネバー・ギブアップ―敗れざる者たち

【著者紹介】
杉本貴司 : 日本経済新聞編集委員。1975年生、大阪府出身。京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。2002年、日本経済新聞社入社。産業部で電機、鉄鋼、自動車を担当し、2011年10月から米州総局(ニューヨーク)。2015年10月に帰国して通信やスタートアップを担当。2020年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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日本のIT第一世代の熱い物語、90年代の中盤...

投稿日:2021/02/23 (火)

日本のIT第一世代の熱い物語、90年代の中盤からIT革命の影響を受けた若者たちが競い合うようにそれぞれの事業を起こした時代がこの一冊に書かれている。同時に、この時代に日本の技術が世界でのイニシアチブを取り得たこと、この世代がまだ一線で現役なことも勇気づけられる。昭和の起業家も偉大だが、平成の起業家も偉大であることが分かる。是非、一読を。

DJもちお さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • k5

    技術的なことは一切書いてないなあ、と思いつつも、起業家たちの熱量は伝わってきます。Yahoo、楽天、Amazon、ライブドア、LINE、メルカリと日本のネット企業は一通り抑えている感じ。中でも改めて、WhatAppでもWeChatでもなくてLINEを使っている現実はすごいなあ、と思います。

  • おさむ

    まさにインターネット水滸伝、いや三国志か。この30年間、日本のネット業界におけるいくつものベンチャー企業の栄枯盛衰。読めば読むほどこの業界は、タイミングが全てなんだなと思う。そんな山あり谷ありの潮流をうまく「人もの」の成功物語としてまとめています。テレビ番組なら、プロフェッショナルか情熱大陸と言ったところ。良い面ばかり強調していてカッコ良すぎる感は否めない。陰の側面も描いてくれれば、もっと面白かったのになぁ‥‥。ただ、こうした業界全体を俯瞰した歴史本というのはこれまでなかったので、貴重な本だと思う。

  • ta_chanko

    インターネット勃興期に悪戦苦闘しながらも次々に新たな会社やサービスを起ち上げたパイオニアたちの奮闘記。いずれも死に物狂いで働き、何度も危機を迎えながらもあきらめずにチャレンジをやめなかった者たち。敷かれたレールの上を走るのではなく、道なき道を切り開き、まだ世に存在しないものを創るために寝る間も惜しんで奮闘した者たち。こういった人々の奮闘のおかげで、今われわれはYahoo!・楽天・LINE・メルカリなどのサービスを便利に利用することができる。

  • kei-zu

    YahooとLINEの統合が報道された。ネットビジネスの勢力図を塗り替える大きなニュースだが、本書を読んだいたので、なおのこと驚かせられた。 LINEは、かのライブドアの流れにあるし、ヤフーの母体であるソフトバンクは、常に挑戦者であるとともに、新興勢力からは警戒される巨人でもあった。 起業と合従連衡、その過程での失敗や旧知を頼っての復活。はた目には目まぐるしく見える業界の変化に、それでも特定のキーパーソンがいたことに驚かせられる。 そして、そのようなドラマは、現在も進行中なのだ。

  • ゲオルギオ・ハーン

    もともと日経新聞で連載していたものをまとめた一冊。日本におけるインターネット黎明期からメルカリの登場までを起業家たちに注目して書いている。若き起業家たちが巨人たちに立ち向かうというイメージで書いており、小説風の書き方もあって本の厚さの割に読みやすい。概要は知れて良いのだが、新聞連載ということもありちょっと爽やかすぎる書き方が気になる。例えば、ライブドアについてはフジ買収事件で村上世彰氏に振り回された、選挙後から逮捕されるまでの堀江貴文氏は毎晩飲み歩く、会議中も株価を見てばかりで上の空という話は伏せている。

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