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ISBN 10 : 4334785042
Content Description
今から218年前より京町家「杉本家」の代々の当主が後世へ書き残した「歳中覚」には、四季折々の年中行事を通して「質素倹約」を身上とした京町家の日々の暮らしが記されている。季節ごとの室礼、氏子として祝う祇園祭、代々伝わる「おばんざい」、人づきあいのことなど「こうと(質素の中にある品格)」な暮らしの知恵から、今に学べることを探る。
目次 : 4月 暮らしは旧暦にならうべし―花冷えの雛飾り/ 5月 世間づきあい大切にすべし―門掃きでおはようさん/ 6月 季節に合わせて衣装室礼替えるべし―ひとは更衣、家と建替え/ 7月 ハレとケの区別すべし―ハレ、祇園会/ 8月 先祖の教え忘れるべからず―京商家の暖簾分け「宿場入り」/ 9月 時の流れに即すべし―庭が映し出す京町家の「しきたり」/ 10月 火の用心おこたるべからず―火の慣わし、火・灯・陽と翳り/ 11月 暮らしの香りに学ぶべし―香りが呼び起こすこと/ 12月 何事も例年通りに用意すべし―正月準備、今昔/ 1月 お正月でも贅沢慎むべし―新年、挨拶は先祖に礼拝/ 2月 春は近しと辛抱すべし―節分、立春、冬の京都/ 3月 春は旅立ちの時と知るべし―京のよきもの手土産に
【著者紹介】
杉本節子 : 京都市生まれ。京都文教短期大学、大阪あべの辻調理師専門学校卒業。(財)奈良屋記念杉本家保存会事務局長。料理研究家。杉本家は「奈良屋」の屋号で1743年創業の呉服店で、現在、同家住宅は京都最大級の町家として京都市指定の有形文化財(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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