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杉本博司自伝 影老日記

杉本博司 (芸術家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784104781041
ISBN 10 : 4104781045
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan

Content Description

パリオペラ座の人達には演出家であり、文楽の人々には杉本文楽の座主、美術館の先生方には古美術研究家であり、美術館を設計する建築家でもある。シェフには料理本も出す料理研究家で、NHKでは「青天を衝け」の書家。現代美術コレクターには写真家でもある…。自ら語る傑作の人生。忍び寄る老いの影に伝うべき言の葉を探す、世の真を写さんと一生をかけし人の回想録。日本経済新聞コラム「私の履歴書」増補版。

目次 : 記憶の始まり/ 父 三遊亭歌幸/ 母/ 先祖の菅野白華/ とんがり幼稚園/ 日光写真/ 立教中学/ 唯物史観/ 放浪の旅/ 現代美術への道〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アキ

    杉本博司は、現代美術家ということになっているが、本当に扱う範囲が幅広い。建築家でもあり、勿論写真家で、骨董屋、能の作家、舞台演出、書家、そしてこの本にあるように文章も上手い。江之浦測候所では5億年前の化石を展示するが、とうとう宇宙で人工衛生にアーチストとして仕事をするらしい。御徒町で生まれ、1970年代単身ニューヨークに渡り、2018年パリのヴェルサイユ宮殿で大個展が開催された。彼の人生そのものが偉大なるアートのようだ。題は蜻蛉日記の読み替えである。半透明で空中を浮遊する蜻蛉のように浮世離れした活躍ぶり。

  • けん

    ★2.5

  • トビケ

    海景を間近で見たとき、質への拘りに驚嘆し、それ以来ずっと偏屈爺を観察し続けている。考え抜かれた末のわかりやすい言葉に惑わされるが、最も魅力ある部分は語られない部分にあるとも思う。海景を虫眼鏡でみるような眼差し、化石と隕石をつなげる眼差し、0を可視化する眼差し。

  • Oki

    一番最初が一番印象に残った。 「私はふと、私がいる、ということに気がついたのだ。」 私も姉の「ヒロシも、もう2歳になったんじゃね。」という言葉を庭で聞いた時、ヒロシという私が何故かいると思った事を覚えている。 .......ような気がしている。

  • もやまん。

    杉本博司氏は存在自体がアート。 本当の意味での「人間国宝」だと思う。

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