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明治維新とイギリス商人 トマス・グラバーの生涯

杉山伸也

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004302902
ISBN 10 : 4004302900
Format
Books
Publisher
Release Date
July/1993
Japan

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Book Meter Reviews

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  • 韓信

    戸籍からジャーディン・マセソン商会文書まで膨大な史料を駆使してグラバーの生涯を描き出す評伝。薩長を支持して倒幕に協力した武器商人という印象が強いグラバーだが、幕府とも艦船の取引をしていたり、武器は取引の一部でしかなく、元々は不得手な分野だったこと、高島炭鉱の開発など企業家としての側面、明治維新後の倒産など、多角的に描き出していて読み応えあり。薩長との貿易や炭鉱開発などでは、純粋な利益追求だけでなく、日本側の発展によって双方に利することを念頭において行動しており、広い視野と日本への愛情も感じられた。

  • arere

    長崎のグラバー邸を訪ねて、本棚にあったこの本を開いた。グラバーとは何者か。幕末維新に薩摩を助けた英雄、では語れない。したたかに、相手の幕府にも武器を売っていた。明治維新となり、貿易商から実業家へと転身。高島炭鉱、小菅ドッグなど、日本の近代化を支える事業に着手。ただ、経営に苦心し、倒産。これらは岩崎、三菱が継承。のちに麒麟ビール顧問ともなっている。グラバー邸にモデルとなった麒麟の石像もあり。ドラマチックな生涯を歩いたグラバー。経済学者らしい著者の筆致は、倒産時の負債や資産などの数字で説明している。

  • rbyawa

    e178、紛れもなく山師として日本に関わって、その後どうも山師と呼ばれる存在ではなくなったものの、しかし信念に沿って行動すればするほど時代が彼を必要としなくなった、という評価に納得。ただ最初の時点から手数料取らないとか、イギリスの炭鉱から運ぶのは世界の貿易のルールとして不適当とか、高島炭鉱に手を入れ使い物にしようとしていたところとか、しかし炭鉱改良に金注ぎ込んでたらそらそう簡単に好転しないだろうよ…当人含めて全員で理解しよう。最初から日本を下には見てないんだよね、まあ、悪くない生活してたみたいで良かった。

  • しろろぞ

    グラバーと幕末から明治にかけての日本との関係。商売だけではなく留学の手助けや炭鉱の建設など、多様な面で日本と関わっていたのは引かれるものがあったからなのだろうか。ただ、当時の事情や常識は分からないが、商才は余りなさそうな印象。手堅い商売と言うよりもばくちのような…。http://memoria1.blog.fc2.com/blog-entry-122.html

  • けいちか

    トマス・グラバーのビジネスマンとしての面に注目した一冊。しかも、グラバー商会が破産するまでがメイン。その後の日本での活動と私生活についても言及がある。

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