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子どものことを子どもにきく 「うちの子」へのインタビュー 8年間の記録 ちくま文庫

杉山亮

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480438485
ISBN 10 : 4480438483
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan

Content Description

父親が息子に年に1回インタビューをする―3歳から10歳になる子どもの成長をとらえた新鮮な試み。1年ごとに新しい価値観と言葉を獲得していく過程をこれほど豊かに切り取った記録があるだろうか。意表をつく受け答えは驚きと笑いの連続。知る人ぞ知る子育てエッセイが待望の復刊。ちくま文庫化に際し、刊行から20年以上を経て、著者と息子・隆さんの現在と当時を語る「あとがき」を収録。

目次 : 1 八年間のインタビュー(“三歳の隆さん”神を語る―一九八九年六月/ “四歳の隆さん”仕事を語る―一九九〇年五月/ “五歳の隆さん”迷えるときを語る―一九九一年六月/ “六歳の隆さん”保育園を語る―一九九二年六月/ “七歳の隆さん”お金を語る―一九九三年六月 ほか)/ 2 子どもと対話する意味―インタビューをして考えたこと(聖地サールナートで考えたこと/ 子どもはブッダに似ている/ 子どもインタビューのすすめ/ インタビューの勘どころ)

【著者紹介】
杉山亮 : 1954年東京生まれ。76年、都の公立保育園の第一号男性保育者として伊豆諸島の利島保育園で働く。以後83年まで各地の保育園、幼稚園に勤務。30歳のときにおもちゃ作家へ転身。「おもちゃいろいろ・なぞなぞ工房」を主宰する。現在は山梨県北杜市小淵沢の高原で児童書の執筆をして暮らす。また、ストーリーテラーとして「ものがたりライブ」というお話会を全国各地の図書館、小学校で開いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • こうすけ

    自分の息子“隆さん”に、3歳〜10歳まで、8年間インタビューをおこなったのをまとめた本。子どものことを、子どもに聞いています。その日食べたご飯が人生ベストフードになる隆さんがかわいい。字も読めず、いま何時かもわからず、自分がどこにいるのかもわからないのに、毎日楽しく生きていることがいかにすごいことか、子どものたくましさに気付かされる。あとがきにあった15歳の隆さんの話が泣けた。子どもはあっという間に親のしがらみなど振り切って、するすると遠くに行ってしまう。

  • あまくち

    子どもへのインタビューも面白いが、後半の、子どもに聞くことについての作者の考察も面白い。ちくま文庫版では2つのあとがきが掲載されており、インタビューを受けた息子さんの10代の頃と、30代の近況が読めるが、それがまた面白い。なんてことはない日常の会話こそ記録に残すことで、それが人生という長い旅のなかでどのような意味があったのかがわかる。

  • uchiyama

    面白くて、何箇所かは声に出して笑いました。子どもはピュア、という大人が下しがちな判断は、決めつけが大抵暴力的であるように、人の可能性を制限するものですが、そこからやんわりと離れる姿勢、どんな感情も否定しないで、でも、自他への強制とならないようにする方法、「子どもと大人」だけではなく、人と「いい関係」を作っていくための試みの実例が、示されていて。その試行錯誤が、「隆さん」の側にもあることに気付かされるのが感動的。「ん」もちゃんと採録されてて。何より凄いのはIIの考察。こんな人が児童書周りにいること、嬉しい。

  • 魚子

    大好きな“名探偵シリーズ”の作者杉山さんが、ご自身の息子さんが3歳から10歳になるまでインタビューをつづけた記録。とにもかくにも面白い。おさない隆くんがほんとうにかわいい。子どもってなんでこんなにも無限大…。彼らの頭の中はどうなっているんだろう?やはり彼らには敵わない。学校教育のあり方についての杉山さんの思いにも考えさせられた。これはなにも教育現場だけが抱えることではない、大人であるわたしたちは、子どもたちに真摯に接する義務があるのかもしれない。

  • gero

    神様は頭の中に100人いて体操のことを考えている。悪魔も頭の中に100人いてリズムのことを考えている。そしてドラえもんもいる。飛行機は空き缶を集めて脱色して白くし、のりでつなげて作る。家をいっぱい作って電気を食べさせることで飛行機は光る。保育園は昼寝の時間はないほうがいいし先生もいないほうがよりよくなる。休み時間のサッカーではキーパーがたいていは3人ぐらいいる。 子供がいる親にインタビューという画期的な楽しみを教えてくれる本です。世代が近いおかげか、たかしくんの言っていることが結構わかります。

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