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八月の光失われた声に耳をすませて 創作児童読物

朽木祥

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784092897564
ISBN 10 : 4092897561
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
朽木祥 ,  

Content Description

あの日、あの時、一瞬にして世界が変わった。そこに確かに存在した人々の物語。あなたに彼らの声が聞こえますか?ヒロシマに祈りをこめて。失われた声を一つ一つ拾い上げた朽木祥、渾身の短編連作。

【著者紹介】
朽木祥 : 広島市生まれ。被爆二世。主な作品に、『かはたれ』(福音館書店、児童文芸新人賞、児童文学者協会新人賞他)、『彼岸花はきつねのかんざし』(学研、児童文芸家協会賞)、『風の靴』(講談社、産経児童出版文化賞大賞)、『光のうつしえ』(講談社、福田清人賞、小学館児童出版文化賞)、『あひるの手紙』(佼成出版社、児童文学者協会賞)、『オン・ザ・ライン』(小学館、全国青少年読書感想文コンクールの課題図書)、ファンタジーからYAまで多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しいたけ

    あの日の惨劇、それを上回る後日の地獄。ヒロシマを忠実にうつしとる物語は、三編にニ編を足して文庫化され、さらに二編を加えてこの新装版となる。死んだ人と助かった人。神がそこにどんな意味を持たせているのか、どうしてもわからないという。「だからこそ、あの日を記憶しておかなければと思うのです。あの日を知らない人たちが、私たちの記憶を自分のものとして分かち持てるように」。水の緘黙。日本に落とされた悪魔について考えるとき、これから私は必ずこの言葉を唱えると思う。流されず沈んだままの「どうして」に、八月は光をそそぎたい。

  • モモ

    広島に原爆が落とされたとき、確かにそこに存在した人々の話。原爆を落とす数日前、アメリカ軍は「にげなさい」というビラをまいていた。それを見て疎開を決意し銀行へ出かけた母が戻らなかった。銀行が開くのを待っていた石段には、母の影だけがあった。作者の朽木祥さんは広島生まれの被爆二世。名前すら残らなかった人々の「失われた声」を描いた作品。多くの人に読んでもらいたい一冊。

  • ドナルド@灯れ松明の火

    広島に投下された原爆(光)に人生を左右された人たちの話。その日まで生きていたのに名前が確認できない人も多数存在する事実。数年後に急に発症し死に至る放射能の恐ろしさ。忘れてはいけない事実を細かく書き残した、語り継がれていくべき作品である。お薦め

  • keith

    昭和20年8月6日、広島の全てを焼き尽くした閃光。その時、広島で暮らしていた市井の人々。家を失い、家族を失い、自らも後遺症と生き残ってしまった苦しみに苛まれる。忘れてはならないことがこの中にありました。

  • クサナギ 「読んでる本」=「バイブル本」

    そこに、確かに、生きていた人たち。生きてなかったことにしてはいけない。いなかったことにしてはいけない。

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