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フェルメール全点踏破の旅 集英社新書

朽木ゆり子

User Review :3.5
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087203585
ISBN 10 : 4087203581
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2006
Japan

Content Description

17世紀のオランダ画家フェルメール。時代や宗教を超えて世界中の心を揺さぶる作品の魅力とは。現存している全30余枚を1枚ずつ丹念に見て歩き、絵が辿った経路や真贋論争など、新情報を整理しながら紹介。

【著者紹介】
朽木ゆり子 : 東京生まれ。ジャーナリスト。国際基督教大学教養学部社会科学科卒。同大学院行政学修士課程修了。コロンビア大学大学院政治学科博士課程に学ぶ。1987年から92年まで「日本版エスクァイア」誌副編集長。94年よりニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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マウリッツハイス美術館展に行く前の予習と...

投稿日:2012/10/25 (木)

マウリッツハイス美術館展に行く前の予習として読みました。 所蔵美術館の都市ごとにチャプター分けされています。 題名の通り作者の旅行記とともに作品が紹介されています。著者はジャーナリストなので、美術史的な解説ではなく、作品の所有者の変遷を主軸に語っています。 新書なのでどうしても絵は小さくなってしまいますが、手軽に読めるしフェルメール入門としてオススメです。

ameg さん | 東京都 | 不明

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日本人に大変人気のあるフェルメール。その...

投稿日:2009/12/10 (木)

日本人に大変人気のあるフェルメール。その全絵画を世界中に見に行き、いろいろなエピソードを交えて紹介する書。女の著者の例に違わず、男性差別表現があることと、新書版なのでカラー写真もサイズが小さく細部までよく見えないこと、そのくせ値段が高いといった難点もあるが、フェルメールを好きな人なら、単なる名画紹介に留まっていないので、面白く読めるかもしれない。

古楽器奏者 さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    フェルメールは残された絵の点数が少ない。総数で32〜37点しかないのだ(5点については真贋論争があるため、数にばらつきが生じる)。だからこそ可能な旅なのだが、フェルメールを見るためだけにヨーロッパやアメリカに渡航するというのは、なんとも贅沢な楽しみだ。フェルメールといえば、やはり画面の左側から光が射し込む室内画(例えば「真珠の首飾り」)が思い浮かぶ。レンブラントとは、ほぼ同時代人なのだが、レンブラントの光がドラマティックなのに対してフェルメールはあくまでもプライベートで優しい光であり、親密な題材だ。

  • breguet4194q

    ファンにとっては、羨まし過ぎる企画本です。本の構成が絵の展示している美術館ごとの説明になっている為、画家の人生を辿りながら、読むことはできません。ただ、その作品一点一点に注力した内容(背景や特徴など)が書かれているので、どこから読んでも楽しめます。その気分とは裏腹に、心の何処かで「この絵ってそんなに凄いのか?他の画家だって凄い人いるし、比較しても飛び抜けているのか?」という疑問も浮かんでしまいました。個人の好みは置いといて、地球の歩き方(美術館版)?みたいな気楽な気分で楽しむ位の方がいいかもしれません。

  • gonta19

    2019/4/13 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。 2020/11/24〜11/28 フェルメールの絵画、真贋議論はあるものの37点を一気に回る雑誌「UOMO」の企画。残念ながら33点で終わったようだが、絵の分析や美術館の様子などとても興味深い。読めば読むほどフェルメールはやっぱり不思議な画家だ。

  • KAZOO

    昔は光と影の作家レンブラントが好きでしたが、昔ハーグのマウリッツハイス美術館でフェルメールの作品を見てから光の作家フェルメールにはまりました。今はやはり寡作の夜の作家ジュルジュ・ド・ラ・トゥールに傾倒していますが。そのフェルメールについて37作品を短い期間の間に見ようということで計画された結果がこの本になっています。カラフルで楽しく読ませてもらいましたが「合奏」は見れなかったようですね。私もお金と時間があればこのような旅をしてみたいですね。

  • kaoru

    『絵画の宝石』と呼ばれるフェルメールの全作品37点(5点は真贋論争あり)のうち33点を著者が欧米の美術館で鑑賞した新書。ほとんどが室内の風俗画だが当時の服装を身にまとった女性たちはどこか神秘的で時を超越した普遍性を感じさせる。全点がカラーで紹介されているのが嬉しく、多くの絵が来日している。《真珠の耳飾りの少女》は特定のモデルを描いたものではなくいわゆる「トローニー」だと著者は指摘するが、少女の言うに言われぬ瑞々しい表情は数世紀を経た今でも心を打つ。オランダ在住時、アムステルダム国立美術館に収められて→

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