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日本における多文化共生とは何か 在日の経験から

朴鐘碩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788511170
ISBN 10 : 4788511177
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日立就職差別闘争の勝利から34年。グローバリズムと新自由主義の中で変質する「共生」の概念を、在日の当事者らとジェンダー研究のパイオニアである上野千鶴子が、「個の位置から」問い質す。

【著者紹介】
朴鐘碩 : 1951年愛知県生まれ。愛知県立碧南高校商業科卒。(株)日立製作所勤務。日立就職差別裁判元原告、「外国人への差別を許すな・川崎連絡会議」事務局長

上野千鶴子 : 1948年富山県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。社会学者。専門は女性学、ジェンダー研究。この分野のパイオニアであり、指導的な理論家のひとり。『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)で1994年サントリー学芸賞受賞。近年は高齢者の介護問題に関わる

伊藤晃 : 1941年北海道生まれ。東京教育大学文学部卒業(日本史専攻)、同大学院を経て、1991年より千葉工業大学に勤務

〓慶姫 : 1948年生まれ。1969年4月から1979年3月まで社会福祉法人青丘社桜本保育園に勤務。退職後レストラン経営を経て、2003年より横浜市でアルバイト保育士として勤務

崔勝久 : 1945年大阪生まれ。大阪府立高津高校・国際基督教大学卒業、韓国ソウル大学大学院歴史学科中退。RAIK(在日韓国人問題研究所)主事、社会福祉法人青丘社主事・理事を経て現在、会社役員、「外国人への差別を許すな・川崎連絡会議」事務局員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はりねずみ

    ネオリベとネトウヨ•差別の関係を述べている上野千鶴子の講演録が面白い。多文化共生という言葉が少数派に同化を迫るという意味で使われ始めた経緯など。反民族差別闘争の最終的に行き着くところは、抑圧された個の解放という民族を超えた普遍的な価値獲得闘争だった。お上には逆らわない、全体主義な日本人はもう少し自己の権利を主張するべきなのだと。確かに。在日外国人の市民権、どこまで公の意思決定に関われるかは、最終的には国家、国籍とは何かという問になるのだろう。時に個人それぞれの権利は両立しない。相反する利害の調整は難しい。

  • tu-ta

    先日お会いした崔勝久(チェ・スング)さんが書き、編集した本。彼の提起は鋭い、ときどき鋭すぎてついていけない感じもある。上野さんの講演録もなかなか読ませる。

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