Books

ヘルシンキ 生活の練習 ちくま文庫

朴沙羅

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480439697
ISBN 10 : 4480439692
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
朴沙羅 ,  

Content Description

フィンランドの子育てに、目からうろこ。「母親は人間でいられるし、人間であるべきです」二人の子どもと海を渡った社会学者による現地レポート。

【著者紹介】
朴沙羅 : 1984年、京都市生まれ。専攻は社会学(ナショナリズム研究)。ヘルシンキ大学文学部文化学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • azukinako

    フィンランド子連れ移住の著者の話は子育てにとどまらず、社会学者としての視点からの考察が目からウロコ。「生活の練習」というタイトルからしてグー。「性格」や「能力」と思っていたものはスキルだから練習して身につけていけばいい。わたし(または、この子は)こういう性格だからだめね、じゃなくて、まだスキルが足りないのねと練習する。なるほどね。あと、人にはソサエティが必要だということもつくづく思った。自分が退職したあとに社会とどうかかわればいいのかという今の私の悩みの回答も見つけた気がする。とにかくお薦め!

  • しっかりしている人に対しての安心感のような、著者と自らの認識の近さゆえに、非常に読みやすい。行き届いた配慮と、しっかりと感情を動かしつつ語ってくれる語り口のよさが、始終心地よい。フィンランドへの神聖視は、ピッタリと記述される現実問題が解きほぐしてくれる。社会学的切り口(人種や移民の問題も含む)、母としての生活への注視、子の視点、軽妙な関西弁、、、さまざまなものが織られたエッセイ。

  • 秋 眉雄

    『私は、思いやりや根気や好奇心や感受性といったものは、性格や性質だと思ってきた。けれどもそれらは、どうも子どもたちの通う保育園では、練習するべき、あるいは練習することが可能な技術だと考えられている。』社会学者の朴沙羅さんがレポートする、子供二人を連れてのフィンランドでの生活。視野とか考え方。僕自身の狭さと浅さを再確認しました。面白かった!

  • みゆき

    単行本が発行された時から文庫化されるのを待っていたけれど期待外れ。ジョークなのか?皮肉なのか?分からないけれど、挑戦的で棘があるように感じられた。時折混じる中途半端な関西弁も読みにくい。とても興味深い内容だが、文章が合わなかった。

  • lily

    「勉強は、人間が作った人間以上の世界を教えてくれる。こんなクソみたいな世界じゃないものもあるって見せてくれる。」京都在住の在日コリアンである著者(同い年!)がヘルシンキ大学への採用を契機にフィンランドに向かい、日々の生活を綴る。幸福度や教育水準世界一のフィンランドはさぞかし…と思いきやそうでもないのだが、日本との違いには考えさせられるところあり。「相手は、優れているわけでも劣っているわけでもなく、単に違うだけではないか。その違いは、ときに腹立たしく、ときに面白い」時折挟まれる関西弁が読ませどころな一冊。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items