Product Details
ISBN 10 : 4904855418
Content Description
朝鮮半島南部の農村平沙里に君臨する大地主崔参判家を軸とした壮大な物語は、朝鮮王朝末期の一八九七(明治三〇)年の秋夕に始まる。村の日常には小さな諍いもあるが、村人や参判家の使用人たちは、各々の葛藤を抱えながらも懸命に生きていた。しかし、参判家で起きた前代未聞の事件が人々を動揺させる。そんな中でも自分の殻に閉じこもり続ける参判家の当主致修は、母尹氏夫人との間に長年にわたる確執があり、その発端となった暗い秘密も徐々に明かされる。一方では、参判家の乗っ取りを企てる者たちがうごめいていたが、致修の幼い一人娘西姫は、まだ自分を待ち受ける過酷な運命を知らない。運命を切り拓き、すべての生命を包み込む大河小説。韓国現代文学の最高峰、全20巻の完訳プロジェクト。
【著者紹介】
朴景利 : 1926年、慶尚南道統営市生まれ。晋州高等女学校、ソウル家庭保育師範学校(世宗大学の前身)卒。1955年に短編少説「計算」でデビュー、1957年に短編「不信時代」で『現代文学』新人賞受賞。以後、次々と長編作品を発表し、各種文学賞を受賞して実力派の作家としての地位を確かなものにすると同時に、韓国の女性作家の草分け的存在となった。1969年から25年間にわたって書き継がれた大河小説『土地』は代表作であり、『土地』が完結した後も小説、詩、エッセイを書き続けた。2008年没。享年81歳
金正出訳 : 1946年青森県生まれ。1970年北海道大学医学部卒業。現在、美野里病院(茨城県小美玉市)院長。医療法人社団「正信会」理事長、社会福祉法人「青丘」理事長、青丘学院つくば中学校・高等学校理事長も務める
吉川凪 : 大阪生まれ。新聞社勤務の後、韓国に留学。仁荷大学博士課程修了。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
崩紫サロメ
読了日:2020/02/03
Sachiko
読了日:2021/06/05
夢仙人
読了日:2024/11/27
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

