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完全版 土地 2巻

朴景利

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784904855423
ISBN 10 : 4904855426
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

慶尚道の農村平沙里の大地主崔参判家で前年に起きた事件は、参判家の人々のみならず、村人にも影を落としていた。さらに、中央の権力争いや王室の混乱は、首都から遠く離れた平沙里にも不穏な空気を伝える。村人の間では妬み、不満、欲望、対立が少しずつあらわになり、村の秩序が揺らぎ始めていた。そんな中、参判家の当主致修は前年の事件で出奔した者たちを追って、道案内の猟師と下男一人だけを伴って智異山に向かったが、目的を果たせぬまま帰ってきた。動乱の世にも、村の変化にも関心を持たない致修は、欲望に駆られた者たちの極悪非道な謀議によって、大きな災厄に見舞われることになる。生きることの意味を深く問いかける大河小説。韓国のロングセラー、全20巻の完訳スタート。

【著者紹介】
朴景利 : 1926年、慶尚南道統営市生まれ。晋州高等女学校、ソウル家庭保育師範学校(世宗大学の前身)卒。1955年に短編少説「計算」でデビュー、1957年に短編「不信時代」で『現代文学』新人賞受賞。以後、次々と長編作品を発表し、各種文学賞を受賞して実力派の作家としての地位を確かなものにすると同時に、韓国の女性作家の草分け的存在となった。1969年から25年間にわたって書き継がれた大河小説『土地』は代表作であり、『土地』が完結した後も小説、詩、エッセイを書き続けた。2008年没。享年81歳

金正出訳 : 1946年青森県生まれ。1970年北海道大学医学部卒業。現在、美野里病院(茨城県小美玉市)院長。医療法人社団「正信会」理事長、社会福祉法人「青丘」理事長、青丘学院つくば中学校・高等学校理事長も務める

清水知佐子 : 和歌山県生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学)朝鮮語学科卒業。在学中に延世大学韓国語学堂に留学。読売新聞大阪本社に勤務した後、ライターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 崩紫サロメ

    序盤の山場である陰謀から悲劇への展開。首謀者の一人が身分制度に深い恨みを持つ奴婢の女で、その凄まじい恨みに圧倒されると共に、そんな陰謀が展開しているとは知らない村の女たちの日常会話が印象に残る。彼女たちは夫に殴られても殴られてもそんなものだと、働き続ける。1926年生まれの著者にとって、どちらのあり方もリアリティのあるものだったのだろうか、と考えさせられる。

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