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巨大ブラックホールを見る ブルーバックス

本間希樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065020111
ISBN 10 : 4065020115
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan

Content Description

200年以上前にその存在が予言されながら、いまだ多くの謎に包まれており、厳密にはその存在すら確認されていない。一般相対性理論による理論的裏付けから1世紀、「ブラックホール」という命名から半世紀、人類はついに「黒い穴」を直接見る力を手に入れようとしている。最新望遠鏡が解き明かす、巨大ブラックホールの謎を第一人者が解説する。

目次 : 第1章 ブラックホールとは何か?/ 第2章 銀河の中心に潜む巨大な穴/ 第3章 200年前の驚くべき予言/ 第4章 巨大ブラックホール発見前夜/ 第5章 新しい目で宇宙を見る―電波天文学の誕生/ 第6章 ブラックホールの三種の神器/ 第7章 宇宙は巨大ブラックホールの動物園/ 第8章 巨大ブラックホールを探せ!/ 第9章 進む理解と深まる謎/ 第10章 いよいよ見える巨大ブラックホール

【著者紹介】
本間希樹 : 1971年アメリカ合衆国テキサス州生まれ。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程を修了し、博士(理学)の学位を取得。現在、国立天文台水沢VLBI観測所教授。専門は、超高分解能電波観測による銀河系天文学。特に、銀河系の構造研究と、巨大ブラックホールの研究。現在、巨大ブラックホールを事象の地平線スケールまで分解する、EHT(Event Horizon Telescope)プロジェクトに日本側責任者として参加し、銀河の中心部にあるとされる巨大ブラックホールの存在の確認に挑んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    このような本は時たま難しい数式などが書いてあるものが多いのですが、この本は読みやすく楽しめました。ブラックホールについてはあまり理論的なことは知らないで、イメージ的なものしかなかったのですが、この本でかなり目からうろこの感じでした。歴史的な観点も多くいい本でした。

  • ゲオルギオ・ハーン

    ブラックホール自体よく知らなかったので、巨大ブラックホールという存在や、そもそもブラックホールがあるかどうか確認するためには何を観測するのか読めて面白かった。確認するためにはブラックホールが引き込んでいるガスとそれにより発生する高熱の光(厳密にはブラックホール部分だけ暗くなるブラックホールシャドウを観測する)を観測できればいい話だが、宇宙はとてつもなく広いため、それを見るためにはとてつもなく遠くを観測できる望遠鏡が必要(なんで望遠鏡があんなにばかでかくなる理屈も分かってその点も面白かった)。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    #感想歌 クエーサーブラックホールX線降着円盤宇宙ジェットと

  • 石油監査人

    現代の天文学で重要な研究テーマである巨大ブラックホールについて、その特徴や観測技術、歴史的経緯を、分かり易く説明している。著者は、史上初のブラックホールを撮影する国際プロジェクトにも参加し、日本の貢献について、この本で熱く語っている。(昨年、撮影に成功!)地球から遥か彼方の巨大ブラックホールは、私達とは無縁の存在と思われがちだが、そこから放出されるジェットは、銀河全体に行き渡り、太陽系にも影響している可能性がある。意外と身近な私達とブラックホールの関係について思いを馳せるのも楽しい。

  • びっぐすとん

    ウルトラセールでタイムリーにゲット。先月ブラックホールの撮影に初成功したとの大ニュースがあったが、正にその研究者の一人である著者の本。初盤は分かりやすかったが中盤以降は流石に専門性が高く難しかったが、10章はいよいよ今回の撮影のターゲットになった、いて座AスターとM87のブラックホールについての説明でワクワク。NHK「コズミック☆フロント」などの特番(筆者も出演してた)を観てたので、すごく分かりやすかった。これは2017年の著書で「一年後にはわかるかも?」とあったが、書かれたことが事実になったことに感動。

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