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ISBN 10 : 4422360221
Content Description
近年、欧州諸国では、グローバル化の恩恵を受けない層の不満を吸収して支持を集める極右政党の躍進が目立つ。2022年イタリア上下院総選挙で極右政党「イタリアの同胞」が勝利し、連立政権の首相に党首メローニが就任。同年スウェーデン議会選でも極右政党の民主党が第二党に躍進し連立政権に参加。オーストリアでは2024年国民議会選で極右政党の自由党が第一党となった。フランスの極右政党・国民連合は欧州議会選の政党別得票率でトップとなり、国民議会選で最多125議席を獲得し、ついに議会第三勢力となった。こうした政治現象の源流にあるのが、フランスの国民戦線だ。本書は国民戦線創設者のジャン=マリ・ル・ペン、その三女で穏健路線を敷いたマリーヌ・ル・ペン、欧州議会議員として活躍する、ジャン=マリの孫でマリーヌの姪でもあるマリオン・マレシャルというル・ペン家三代の人物をまとめて取り上げ、三人への独自インタビューも随所に織り交ぜながらフランスの極右政党を内側から読み解いていく。反グローバリズム政党が躍進する日本の政治状況や、自国第一政策を強力に推し進めるトランプ米政権に揺れる世界の将来を考えるうえでも大きな示唆を与えてくれる一冊。
【著者紹介】
本間圭一 : 読売新聞記者、北見工業大学教授を経て、東洋大学社会学部メディアコミュニケーション学科教授。博士(北海道大学大学院)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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