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日本史の論点 扶桑社新書

本郷和人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594088705
ISBN 10 : 4594088708
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 「権門体制論」と「東国国家論」/ 「鎌倉幕府の成立年次」を探る/ 「承久の乱」をめぐる新説/ 北条時宗は「救国」の英雄か/ 「永仁の徳政令」の裏側/ 鎌倉幕府を倒したのは、後醍醐天皇か/ 足利義満は天皇になろうとしたのか/ 「くじ引き将軍」足利義教と神仏の存在/ 「応仁の乱」の本質/ 織田信長の「天下布武」が意味すること/ 異なる「江戸幕府成立年」の定義/ 「鎖国はなかった説」の盲点/ 幕藩体制における「天皇の権威」

【著者紹介】
本郷和人 : 1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。専門は、日本中世政治史、古文書学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 大先生

    鎌倉時代〜江戸時代(江戸時代は少しだけ)に関する定説・少数説を著者の目線で評価した本です。歴史学者に興味がある学生は読んだほうがいいと思います。【山川出版社の日本史に書かれていることが定説になりやすく、書いているのは東大の学者。京大の学者は天皇家や京都の役割を高く評価する傾向あり。自分が目立つためには、極論も厭わないという研究者も少なからずいるが 定説の重みを、軽んじるべからず。】因みに著者は鎌倉幕府の成立は1180年説という少数説を支持しているようです(笑)

  • リョウ

    主に中世史を中心にして、日本史で従来考えられてきた通説、新しく唱えられるようになった新説とでどちらが合理的かを検証する。新しく発見された資料も分析しながら述べられていてわかりやすい。特に鎌倉期の武士については江戸末期の武士から想像すると実態とは異なってしまうというのはなかなかの盲点だった。

  • noko

    日本史の中でも、研究者によって、意見が割れている事柄を解説した本。東大vs京大の構図になりがちで面白い。中世は中央集権国家が存在していない時代という考えには賛同。統一した日本という国家を誰しもが認知したのは秀吉の頃。鎌倉幕府成立年は、どう考えても1192年は変だと思う。征夷大将軍はあまり良い位ではなく、貰ってもそんな嬉しくないはず。幕府いう表現をしなかったのは知ってるが、当時の人は柳営と呼んでいたというのは、初耳。徳政令は庶民からしたら、許せない、御家人ばかりが得をする酷い法律。本郷先生の本は読みやすい。

  • Zhao

    読了。 Web含め様々なメディアで知り得た本郷先生の持論のおさらいができた。少し歴史に詳しい方は新しい視点の一つとして読むもよし、歴史を(に)学ぶとは何かを考えるきっかけにしてもよし、という感じかな。 ただ本郷先生の持論を咀嚼もせず自論であるようにいうのは筆者の本意ではないのは明らかです(笑)

  • すうさん

    日本史の定説について疑義を呈している。日本の歴史学者は専門性が高い。それも実証主義なので証拠となる古文書などが存在しないと事実でないと評される。また日本史を古代・中世・近世・近現代を分け自分の専門分野以外に口を挟まないといった学者の不文律にも苦言を呈している。確かに通史を作った学者もいるのだが一般的でない。歴史家でないが井沢元彦の通史の歴史読み物は面白い。結局自分のいる日本史学会の問題点を露呈しているように思える。でも巻末にある「伊勢神宮では一般のお賽銭を受け付けていない」というのは間違っていますね。

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