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学校の中の発達障害 Sb新書

本田秀夫

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784815615833
ISBN 10 : 4815615837
Format
Books
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「多数派」「標準」「友達」に合わせなくてもいい―これは、「発達障害の子に世間一般の基準に合わせることを求めて、無理をさせてはいけない」ということを意図しています。とはいえ、学校とは、集団活動が多く、そのためのルールもいろいろと設定されています。まさに「多数派」「標準」「友達」に合わせるべき最たるところ。では、発達障害の子は、いったいどうやって学校と折り合いをつけていけばいいのでしょうか?

目次 : 第1章 親と先生ができること/ 第2章 学校の中の発達障害(そもそも「発達障害」とは/ 発達障害の子は、どうして学校で困っているのか/ 子どもはなんのために学校に行くのか/ いま学校はどんな教育をしているか/ あらためて、親と先生にできることを考える)/ 第3章 学力と知的障害・学習障害(そもそも「学力」とは何か/ そもそも「教育」とは何か?/ あらためて、学校教育を考える/ 学力と知的障害・学習障害)/ 第4章 特別な場での教育―学校・学級の選び方(特別な場での個別の教育とは/ 特別な場では、どんな支援が受けられるのか/ 学校・学級の選び方/ 特別支援教育の「その後」)/ 第5章 これからの学校教育(学校を小さな「共生社会」に/ 「共生社会」での過ごし方/ 将来に向けて、いまできること)

【著者紹介】
本田秀夫 : 信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授・同附属病院子どものこころ診療部部長。特定非営利活動法人ネスト・ジャパン代表理事。精神科医師。医学博士。1988年、東京大学医学部医学科を卒業。東京大学医学部附属病院、国立精神・神経センター武蔵病院を経て、横浜市総合リハビリテーションセンターで20年にわたり発達障害の臨床と研究に従事。発達障害に関する学術論文多数。英国で発行されている自閉症の学術専門誌『Autism』の編集委員。2011年、山梨県立こころの発達総合支援センターの初代所長に就任。2014年、信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長。2018年より現職。日本自閉症スペクトラム学会会長、日本児童青年精神医学会理事、日本自閉症協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hiace9000

    「子どもは何のために学校に通うのか」明確に答えられるだろうか、と自分に問う。大人が陥りやすい2つの罠がある。両極とも言える回答「毎日学校に通ってくれればそれでいい」「しっかり勉強して将来に備えて欲しい」がそれ。登校も成績も学校の目標ではないのだ。学歴は人生に影響を与える一つの要素ではあるものの、目標やゴールではないはず。では学校とは何のために通う? 学校あるある、親あるあるを紐解きつつ、親と学校に出来そうなことを一つやってみること。大人、子育てに関わる人間のアップデート、これこそが一番の急務なのだろう。

  • ムーミン

    メガネを使うことを拒否したり、認めるために議論することは確かにありません。その方が学びやすくなることを知っている人が多数を占めているから。圧倒的少数派であるがゆえに理解されない、認められないものがたくさんあることが、冷静に考えてみればいろいろあることに気付かされました。

  • niisun

    昨年9月に国連の障害者権利委員会が日本政府に対して障害児を分離した特別支援教育の中止を求める勧告を出したのは記憶に新しいですが、日本の学校の現状を見ると前途多難ですね。文部科学省も、すべての子どもが国籍や人種、宗教、ジェンダー、障害のあるなしにかかわらず一緒に学べるインクルーシブ教育の推進を掲げていますが、先進事例に取り上げられる学校以外は、インクルーシブの意味さえ理解されていない状況。うちの娘の学校も障害者差別解消法で義務化されている合理的配慮すらなされない始末。Diversityは掛け声だけか。。。

  • ケイプ

    今の仕事に関わりのある内容なので読んでみました。発達障害のある児童はいろんな場面で困っています。特に学校でのその困り感を少しでも減らしていくには。。筆者の他の本も読んでみたくなりました。

  • ta_chanko

    通常学級では誰もが活動しやすい環境を設計する「ユニバーサルデザイン」と個別の状況に合わせた「合理的配慮」を。通級・支援級・特別支援学校では「特別な場」「居場所」を確保する。少子化も加速している現在、全員一律の教育ではなく、一人一人の個性や状況に合ったきめ細かい教育を展開していくことが求められている。きれいごとではなく、誰一人取りこぼさないインクルーシブな社会をつくっていかないと、今後、日本社会が回らなくなる…。

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