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「東大卒」の研究 データからみる学歴エリート ちくま新書

本田由紀

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480076786
ISBN 10 : 4480076786
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

中高一貫男子校出身がこんなに多い! 親学歴はどう影響する? 職業や年収は? 東大女性は結婚できない? 独自調査から学歴エリートと格差社会の現実に迫る。

【著者紹介】
本田由紀 : 1964年生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アキ

    東大生は日本最高学府で学ぶエリートであるが、本書でやや偏りのある学歴集団であることを再認識した。五章の其々に東大生に関するテーゼを検証するデータ分析とまとめがあり、課題と提言が示されている。特に東大生の女性の割合が20%程度であり、その中の地方出身者にスポットを当てた第一章でのマイノリティとしての地方出身女子東大生の困難とアファーマティブ・アクションへの理解不足や、第二章で両親とも四年制大学を出ていない大学第一世代の学生の実像と今後の支援への課題は、今後多様性をどう取り入れるかの試金石になるように感じた。

  • よっち

    トップに君臨し続ける東京大学に進学するのはどんな人たちなのか。卒業生を対象に行われた大規模な独自調査のデータから明かされる学歴エリートの生態と格差社会のリアル。中高一貫男子校出身者の多さや地方女性の少なさの実態、親の学歴、家庭環境や文化経験、卒業後の職業・年収・役職、結婚や子育て、社会意識や価値観、そして東大が取り組んでいることまで、様々な分析を通して地方出身東大女性や大学第一世代が置かれている困難さ、東大卒のキャリア形成や家族形成、東大卒は社会をどう見ているかなど、いろいろなことが浮き彫りになりますね。

  • ひと

    東大卒業生をこれまで多かった主観的なケーススタディではなく、データに基づいて統計的に分析されているところが興味深い。著者も指摘しているように、任意のアンケート回答なのでサンプリングバイアスがある可能性があるのが残念。なんとか東大卒業生の分布を反映したデータ収集ができないものか…。分析手法も丁寧に説明されていて、統計データをどのように読むかの勉強にもなり、エビデンスとは何かを考えるきっかけにもなる。意識していなかったが、学生の家庭の背景や出身地によって階層が生じている可能性は確かにその通りかもしれない。

  • sk

    東大卒女性は平均より結婚できている

  • ケンミ

    本書は東大を「学歴エリート」を産出する典型的な機関と位置付け、ほぼ初めて行われた東大卒業者への包括的な社会調査を元に、日本の学歴エリートの実像を明らかにすることを試みる。特に第一章、第二章は私にとって自分ごとの問題であり、興味深く読んだ。かつての経験からfirst generation の概念については知っていたので、日本ではほぼ議論されていないことに驚いた。また3章の東大卒の仕事、4章の東大生の結婚の部分は、それぞれステレオタイプに一石を投じる内容なのではないかと思う。今後さらに研究されることを願う。

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