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写真記録・三島由紀夫が書かなかった近江絹糸人権争議 絹とクミアイ

本田一成

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794811189
ISBN 10 : 4794811187
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昭和29年、106日間に及ぶ日本最大級の労働争議「近江絹糸人権争議」が発生し、国民を釘付けにした。この労働争議を取材した三島由紀夫は小説『絹と明察』を世に出しているが、なぜか争議については書き込まなかった。この争議について書かれている本は彦根工場におけるものがほとんどだが、実は大阪、大垣、富士宮、東京などを含む同時多発の全国規模の争議であった。ストライキ、ロックアウト、ピケッティング、乱闘、セスナ機からのビラまき、製品ボイコット、不当労働行為、オルグ合戦、カンパ、銀行や省庁への陳情、政治家の動員、真相発表会、裁判闘争など労使の多様な戦術が交錯し、マスコミ、警察、暴力団、国会すらも巻き込む総力戦となった。それゆえ、各地に仲間を守ったヒーロー達がいた。著者は80歳を超えている存命のヒーローと会い、当時の写真を前にして語り合った。すると、被写体からヒーローが飛び出して、争議の謎解きがはじまった!

目次 : 第1章 争議の前/ 第2章 ついに組合が結成された/ 第3章 争議の実像/ 第4章 争議終わる/ 第5章 全繊同盟/ 第6章 もう一つの争議/ 第7章 いま、平成末期

【著者紹介】
本田一成 : 國學院大學経済学部教授。博士(経営学)。人的資源管理論、労使関係論専攻。1965年生まれ。法政大学大学院社会科学研究科修士課程修了。主な著作に、『オルグ!オルグ!オルグ!労働組合はいかにしてつくられたか』(新評論、2018年度「日本労働ペンクラブ賞」受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • てまり

    活き活きした写真が印象的。理念だけでなく、自分たちで考えて決定し、事態を動かしていく楽しさがあったんだろうな。

  • Hisashi Tokunaga

    ゼンセン同盟が斯く戦った歴史もあったことがわかった。三井三池前の大きな戦いに組合が勝利した画期でもあったようだ。だからこそ総評と劃したのだな。近江絹糸夏川社長を、三島は悪の権化者として描きたかったのが「絹と明察」の執筆動機と、伝聞で聞いたと筆者はいうが果たして本当?昭和30年初めの行員諸氏の写真集が正に<戦後・昭和>を正しく伝えていることが本書の大きな価値だと思う。

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