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教養としての「ローマ史」の読み方 Php文庫

本村凌二

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569904313
ISBN 10 : 4569904319
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

ローマは、なぜ世界帝国になれたのか。繁栄が続くと、なぜ人は退廃するのか。古代ローマ史研究の第一人者が、新しい読み方を語る。

【著者紹介】
本村凌二 : 東京大学名誉教授。博士(文学)。1947年、熊本県に生まれる。1973年、一橋大学社会学部卒業。1980年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学教養学部教授、同大学院総合文化研究科教授を経て、2014年4月から2018年3月まで早稲田大学国際教養学部特任教授。専門は古代ローマ史。『薄闇のローマ世界』でサントリー学芸賞、『馬の世界史』でJRA賞馬事文化賞、一連の業績にて地中海学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • シタン

    共和政ファシズム、ネロはキリスト教迫害をしなかった説、衰退・滅亡ではなく変革という見方、ユリアヌスはキリスト教が無神論に見えた、など。非寛容さが加速している現在、ローマ史を見直しては、という著者のメッセージ。

  • まさにい

    塩野さんのローマ人の物語を再読して、メモを取ろうかとも思っていたところ。この本を見つけた。コンパクトにまとまっているので再読も十分に可能。これで、ローマ史をお浚いしようと思う。第1章で独裁を嫌った理由が書かれていたので参考になった。各皇帝の評価は、キリスト教の影響を受けていない日本人ならではの評価ですし、ローマの滅亡の理由を古代社会の終焉という視点から、広く考えられている点がよかったと思います。読みながらチェックした点をまとめてみようと思っています。また新しい視点を持てそうでわくわくしています。

  • sekkey

    著者の説明が上手で面白く、厚い本にもかかわらずどんどんページが進んだ。ローマの共和政とは国政と軍事が密接に結びついた「共和政軍国主義」であるという重要な指摘や”ネロがキリスト教を迫害した”という教科書的な説明には確たる根拠がないことなどはとても新鮮な視点だった。五賢帝(パックスロマーナ)〜軍人皇帝時代〜ローマ帝国分裂衰退までの流れもしっかり理解できる。ローマが滅んだ理由のひとつに「ローマ人における寛容さの喪失」(←他民族の侵入等が原因)があるとの指摘も説得力があると感じた。

  • wqwq

    非常に読みやすく、ざっとローマを見るのにはちょうどよかった。ローマ帝国の物語としても面白いし、世界史を理解するために使用する座標軸として使えそう。ギリシアを比較するのも面白い。ローマ史が頭に入ってるかどうかで、後のルネサンス、宗教改革の理解度が段違いになりそうだ。

  • Rotten

    軍人皇帝時代の不条理さなどは面白がって読んでいたが、ビザンティウム遷都〜西ローマ滅亡辺りに差し掛かるとひどく心が痛んだ。平家物語よりしんどい。 君主が求心力を失うことに伴う地方軍閥の群雄割拠、帝国滅亡を示唆する悪貨への改鋳等、時代、地域、文化等に束縛されない普遍的なパターンが凝縮されたローマ史は全ての人間が学ぶべきだと思った。 結局人間は(天賦の才を持って生まれた皇帝でさえ)世界を何一つとしてコントロールできないし、仏陀の「一切行苦」は完全に正しい。

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