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カラー版 世界の教養が身につくローマ史の愉しみ方 宝島社新書

本村凌二

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299047236
ISBN 10 : 4299047230
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan

Content Description

ローマ史について、政治学者の丸山眞男氏は「人類の経験が凝縮されている」と指摘し、『ローマ人の物語』の作家、塩野七生氏は「世界史のブランド品」と評価しました。またローマ史は、世界史理解の座標軸ともいえます。古来、ヨーロッパの文化人はローマ史を教養の基本として学び、ローマ史を教訓として国づくりに生かしてきました。本書では、そんなローマ史の始まりから終わりまでを豊富な写真や絵画、図版とともに解説します。古代ローマ誕生秘話である「カピトリーノの牝狼」や共和政の成り立ち、ローマ軍の強さの秘密やカエサルが皇帝になれなかった理由、ネロ帝や五賢帝、そして帝国の崩壊まで、この一冊でローマ史のすべてがわかります。

目次 : 第1章 ローマ建国からカルタゴ滅亡まで(オオカミに育てられた!?初代王ロムルス/ エトルリア人の王政を倒し、共和政を選んだローマの人々 ほか)/ 第2章 内乱の一世紀からネロ帝まで(貧富の差が拡大するカルタゴ殲滅後のローマ/ ローマの改革に立ち上がったグラックス兄弟 ほか)/ 第3章 五賢帝の治世と失われた遺風(尿に税金をかけて財政を立て直したウェスパシアヌス/ 善帝、兄のティトゥス、悪帝、弟のドミティアヌス ほか)/ 第4章 軍人皇帝時代から西ローマ帝国の滅亡まで(軍人皇帝の時代1 マクシミヌスからアエミリアヌスまで/ 軍人皇帝の時代2 ウァレリアヌスから世界の復興者アウレリアヌスまで ほか)/ 終章 ローマ帝国の崩壊とその理由(東ローマ帝国の1000年後の終焉/ ローマ帝国が滅んだ理由とは?/ おわりに 西ローマ帝国後のローマ、中世からルネッサンスまで)

【著者紹介】
本村凌二 : 東京大学名誉教授。博士(文学)。1947年熊本県生まれ。1973年一橋大学社会学部卒業、1980年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学教養学部教授、同大学院総合文化研究科教授を経て、2014年4月から2018年3月まで早稲田大学国際教養学部特任教授。専門は古代ローマ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • まさにい

    塩野さんのローマ人の物語を読んで、ローマ史は必須の教養なのだと遅まきながら認識。ただ、1回しか読んでいないので、あまり頭に残っていない。そこで、別の本を何冊か読みながら頭を整理している。この本もその為の一冊。コンパクトにまとめられていて記憶がよみがえってくる。ローマの歴史をみると、領土が広がるにつれ皇帝という一人の判断者がいないとスムーズに政治が務まらないのだなぁと感じるとともに、その一人の人間の資質に国の運命が掛かってくるのだなぁと思う。また、国土が広がり過ぎると、結局分裂せざるを得ないのだなぁと思う。

  • ikedama99

    ローマ史を俯瞰するにはコンパクトでちょうどよいと思う。あの長くて変化があるローマ史をうまく整理していて、わかりやすい。もう少し深く読むには、より詳しい本にあたるか、カエサル「ガリア戦記」、「内乱記」、タキトウス「ゲルマニア」、「年代史」、エストニウス「ローマ皇帝記」、マルクス・アウレリウス「自省録」などのその時代の人が書いたのを読むと面白いと思う。

  • 氷菓子

    塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読んだ後で駆け足で通史を復習するためにと読んだが、新書だと省かれすぎて物足りなかった。短いからこれからローマ史を初めて勉強する人に勧められるかと言われると、予備知識ない人が読むといろんな因果関係が分からない状態で時系列の出来事だけ追うことになるのでかえって分かりにくく、お勧めできないように思われる。ローマは一日にして成らず、というくらいだから数時間でその長い歴史の教養が身につくわけない。

  • Oki

    ローマ人の物語(塩野七生)なんかに慣れ親しんでいるから楽しめたがそうでなかったらちょっと難しいような。

  • テペーイ

    ローマ成立から帝国滅亡までを解説している本。大きな出来事としてこういう事があって〜、時系列はこうで〜、有名な人物はこうで〜、といった感じの駆け足での解説本という印象。ローマ史全体の大まかな流れをまず知るにはいいかもしれないが、他の方の感想にもあるように細かい部分などが省かれているので物足りない面はあると思う。

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