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黙約のメス

本城雅人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103360544
ISBN 10 : 4103360542
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

医療事故の責任を若い医師がとらされる現実、看護師たちの密かな怒り、病院に蔓延る権力闘争、法案成立にしがみつく厚労技官、そして病院経営に隠された闇…。毒だらけの日本の医療界に、孤高の外科医がメスを入れる。

【著者紹介】
本城雅人 : 1965(昭和40)年、神奈川県生れ。明治学院大学経済学部卒業後、スポーツ紙の記者としてプロ野球、競馬、メジャーリーグ取材などに携わる。退職後、松本清張賞候補作の『ノーバディノウズ』で2009(平成21)年に作家デビュー。同作でサムライジャパン野球文学賞の大賞を受賞。2017年、『ミッドナイト・ジャーナル』で吉川英治文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    本城 雅人は、新作中心に読んでいる作家です。本書は著者初?の臓器移植医療ミステリ、色々と謎を残した割に唐突な終わり方は、続編含みでしょうか? https://www.shinchosha.co.jp/book/336054/

  • いつでも母さん

    研修医、看護師、ジャーナリスト、病院長、外科部長、厚労省医系技官、病院経営者、移植コーディネーターのそれぞれの章から、四国にあるメディカルセンターの鬼塚第二外科部長の輪郭が浮かび上がる。元妻も登場するが、鬼塚本人の章は無いのが残念。脳死移植・・日本では特に現実は厳しいよね。だから生体肝移植に縋ってしまう。それだって葛藤はあるだろう。鬼塚の真摯な姿があるからなお、このジャーナリストと厚労省の技官の私怨にはげんなりする。鬼塚医師の続きが読みたい。ガンバレ、鬼塚!

  • タイ子

    四国のとある県の潮メディカルセンターが舞台。主人公は肝臓、胆道、すい臓のエキスパートの医者・鬼塚。物語はその病院関係者、医療ジャーナリスト、厚労省医系技官たちが鬼塚医師に対しての思惑、疑念を短編的に描いていく。鬼塚が目指す脳死移植は日本では手術例も外国に比べるとほど遠く、生体移植に頼ってしまう現実。そんなジレンマの中で患者のために一つの祈りを胸にメスを握る鬼塚。ただ、鬼塚という真の姿が終盤まで描かれないので彼を知りたいがために頁をめくっていく感じ。後半で全てが明かされる時、医師としての矜持に感動。

  • ゆみねこ

    日本の移植医療に鋭く切り込んだ1作。肝胆膵の手術の第一人者・鬼塚はこの物語の主役なのだが、彼を巡る後期研修医・手術室の器械出し看護師・医療ジャーナリスト・病院長や外科医長・厚労省医系技官・病院経営者・移植コーディネーターの話が。生体移植か脳死移植か、臓器売買疑惑、法案成立に拘る技官、友人の術中死で鬼塚に恨みを持つ男など読み応えは満点。しかし鬼塚自身の物語をもっと読みたかった。

  • 移植を巡り、医師達の想いや病院内の権力闘争、役人やマスコミ等が絡みあう。しっかりと読み応えのある1冊でした

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