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終わりの歌が聴こえる

本城雅人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344037489
ISBN 10 : 4344037480
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

彼らに残っていたのは、もはや後悔だけだった。

19年前に世間を騒がせた、ある天才ギタリストの「伝説の死」。
その美しい旋律に搔き消された慟哭の真相とは——?

コカイン所持で逮捕された男の暴露によって、19 年前の事故を、殺人事件として再捜査することになった。
当時人気絶頂のさなか、ホテルの部屋で死体となって発見されたギタリスト・鈴村竜之介。
時を経て、その被疑者に浮上したのは、鈴村と同じバンドの元メンバーで、今はソロとしてブレイクしている木宮保だった。

事故死か、殺人か、それとも――?
当時の関係者を回り、執念の捜査を進める二人の刑事たち。
音、絆、女、薬……あの日、あの部屋で、何があったのか。
やがて狂騒の真実が白日の下にさらされる!

濃密な人間ドラマと哀切を極める結末。
ミステリー小説の白眉!

【著者紹介】
本城雅人 : 1965年、神奈川県生まれ。2009年『ノーバディノウズ』が松本清張賞候補となり作家デビュー。17年『ミッドナイト・ジャーナル』で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    本城 雅人は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、青春ノスタルジー・ロックバンド・ミステリでした。メアリーのモデルは、BOØWYでしょうか? 主人公とほぼ同年代なので、当時の雰囲気を懐かしく思いながら、物語を嚙み締めました。メアリーのLIVEを観てみたい♪ https://www.gentosha.jp/article/17450/

  • いつでも母さん

    【辛口御免】正直言って長い(汗)過去と現在が行ったり来たりは珍しいことではないが、かつて一世を風靡したバンドマンたちの葛藤、盛衰に心が揺れないのだ。才能・女・クスリ…あぁって感じ。キーになる男・治郎と事件を捜査する刑事たちが出会うまでもとにかく長くて閉口した。犯人捜しは相変らずヘタレな私だったが、何となく未練がましさが苦手なタイプだった「アンタかい!」だったなぁ。ミュージシャンがロクでもないとは思わないけれど、本作は私には今一つな感。

  • パトラッシュ

    矢沢あいの『NANA』を連想した。有名バンドの過去が引き起こすドラマに楽曲作りの苦しみ、メンバーの男女関係や麻薬汚染など構成要素が似ているためだが、芸能界が舞台のストーリーは相似した思い込みがあるのかも。元メンバーの変死事件を捜査する音楽を愛する刑事が中心だがミステリ風味は薄く、おそらくビートルズとブライアン・エプスタインをモデルに遥か高みの天才と同じ世界に生きねばならなかった凡才を自認する若者の苦闘は『アマデウス』のモーツァルトとサリエリを思わせる。すべてを賭けられるものに出会えたのは幸福なのだろうか。

  • うののささら

    人気バンドのすべてがマネージャーの目を通して細かく分析されている。才能はあるが完璧主義者で神経質な男は常に摩擦で問題を起こしていく。天才だからと大概のことは許されちゃうがまわりはたいへん。天狗になってまわりに与える不快感は売れなくなったとたん人が離れていく。悩み苦しみから逃れるためクスリに手を出しスキャンダルで堕落していく。また20年前の殺人事件の再調査で警察の捜査がいかに適当なのがわかってしまう。新たな事実がわかっても適当がばれるからもみ消しちゃうんだな。よく調べられていて面白かったです。

  • ゆみねこ

    19年前人気絶頂の時に急死した天才ギタリスト。事故として処理されたその死は殺人事件だったのか?バンド内の対立、女、藥、才能への嫉妬。捜査にあたる刑事たちのパートとバンドの事務所社長で音楽ライター藤田のパートで語られる。明かされた真相は悲しいものだった。

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