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ISBN 10 : 4065297265
Content Description
仏教は近代に、グローバル化した。日本の「仏教」も大きな変化を被った。浄土思想の展開を、清沢満之、曽我量深、そして倉田百三に探る。海外でも活躍した鈴木大拙の禅思想とは?日本史学者・家永三郎の「否定の論理」とは?創価学会と仏教の世俗化の関係とは?時代と政治に翻弄されながら、近代仏教が、どのように形成されたのかを解き明かす。
目次 : 序章 伝統と近代/ 1 浄土思想の近代(清沢満之研究の今―「近代仏教」を超えられるか?/ 宗派の壁は超えられるか―曽我量深の「日蓮論」をめぐって ほか)/ 2 日蓮思想の展開(国家・国体・天皇と日蓮思想―田中智学を中心に/ 世俗化と日蓮仏教―松戸行雄の「凡夫本仏論」をめぐって)/ 3 鈴木大拙と霊性論(大拙批判再考/ 鈴木大拙における「日本的」と「中国的」―『日本的霊性』を中心に)/ 4 日本仏教と大乗仏教(家永三郎と戦後仏教史学/ 大乗非仏説論から大乗仏教成立論へ―近代日本の大乗仏教言説 ほか)
【著者紹介】
末木文美士 : 1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。東京大学・国際日本文化研究センター名誉教授。専門は、仏教学・日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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